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長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2022年1月

2022年1月下旬号 No.460

“ コーヒーかすも無駄なく SDGs ”

2022年がはじまり、半月。心配していたオミクロン株による感染が急速に拡がり、今や「第6波」の渦中にあります。

自治体によっては前倒しで3回目のワクチン接種がはじまるそうですが、基本的な感染対策をあらためて徹底し、早く乗り切っていきたいものです。

本日からセンター試験、そして大学入試と次々に受験がはじまる悪い時期に感染が拡大してしまいました。受験生の皆様が体調万全で、しっかり実力が発揮できますことをお祈り申し上げます。

さて、様々なメディアで「SDGs」が毎日のように取り上げられ、特集を組まれています。最近の気候変動を見ても、環境にもっと関心を持ち一人ひとりが身の回りのことに注意を払い、生活することが大切ではと実感します。

さて、コーヒーの抽出後には「コーヒーかす」が残ります。
世界中で飲まれるコーヒーの杯数を考えると、膨大な量の「コーヒーかす」がでることは容易に想像できると思います。

家庭では「コーヒーかす」の使い道として、乾かしたものを消臭剤として靴箱や灰皿の中に入れたり、冷蔵庫の防臭剤、植物の虫よけなどで活用されています。

他には「コーヒーかす」を使って染色をした生地を使ったTシャツなどのアパレル商品、樹脂を混ぜ合わせて作ったコーヒーカップ、キノコ栽培用のおがくずの代替、土壌改良の肥料など様々な使用方法が検討されてきています。

そんな中、最近話題になったのは「コーヒーかす」だけを固めて作った花瓶やランプシェードを作り出すことに成功した北名古屋市の村上結輝さん。名古屋芸術大学を昨年春に卒業した芸術家です。

村上さんは「コーヒーのかす」を自然素材のみで加工できないかと考え、最近余り気味になって廃棄の恐れもあるといわれていた牛乳に着目しました。牛乳には、接着剤の基になるカゼインが多く含まれているためです。

コーヒー豆の焙煎の度合いや挽き目の細かさなどで、色々な変化を出すこともでき、色や質感の違いが楽しめるそうです。

村上さんは「コーヒーかすは脱臭や除湿の働きもする。壁に塗るなど空間のインテリアの素材として利用できる」と話しているそうです。

コーヒーを飲んだら抽出の残りかすは無駄なく使いましょう!

そしてその前に飲むコーヒーは美味しいものでなければ!

美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!

2022年1月上旬号 No.459

“ 今年はフィーカで素敵な一年に!! ”

新年あけましておめでとうございます!本年もよろしくお願いします。

新型コロナの感染拡大がはじまり、もうすぐ2年が経とうとしています。世界は未だ不自由な生活を余儀なくされており、誰もがその終わりを今かと待ち望んでいます。

過去の歴史を振り返るとこのようなパンデミックは幾度なく発生し、そしていつかは収束しています。しばらくすればまた、安心して自由に外出、旅行ができるようになるでしょう。今年の春までは、おいしいコーヒーを飲みながら、焦らず待つ時期なのかもしれません。今年も元気にスタートしましょう!!

外出自粛やテレワークの普及により、おうち時間を楽しむ方が増えたのがコロナ禍の出来事の一つでした。コーヒーも自宅で美味しいものを自分で抽出して飲む方が増えています。

お湯を注ぐだけの「インスタントコーヒー」やボタン一つで抽出できる「カプセルコーヒー」は忙しい時など確かに便利です。しかし、このメルマガの愛読者はハンドドリップやフレンチプレスなどを使いコーヒーを抽出する時間も楽しむことができる本格派、こだわり派が多いと思います。

1杯のコーヒーは生活のリズムを整え、身体と頭脳をリフレッシュするには欠かせないものです。

ところで、北欧では「居心地がいい空間」や「楽しい時間」を意味する「ヒュッゲ(Hygge)」という言葉があります。昨今では、三密を避け、感染対策をした上で、身近な親しい人と良い時間を共有する光景がイメージされます。

そしてその時に欠かせないものが「フィーカ(Fika)」と呼ばれるコーヒータイムです。FikaはコーヒーKaffの音節を逆にした倒語が語源と言われており、「甘いものと一緒にコーヒーを飲む」ことを意味します。

フィーカタイムは1日に1回ではなく何回もあります。ただのコーヒーブレイクとは違い、甘いものを食べてリラックスしながら談笑することで、良いコミュニケーションを築くことができることがポイント。

なお、北欧では甘いものの代表として「デニッシュ」がとても好まれており、中でも“シナモンロール”が人気とか。

そう言えば、日本でもシナモンロールの専門店ができはじめました。都内のある店では、香り高いスリランカ産のセイロンシナモンをわざわざ仕入れ、何度も石うすで挽いた粉を使うそうです。きっと挽き立てのシナモンは香り高いのでしょうね。

もちろん、コーヒーも焙煎したて、豆からの挽きたてが最も香り高い。コーヒーも鮮度が命です!やはり大容量袋ではなく、小袋が嬉しいですよね。保存は冷凍庫(冷蔵庫ではありませんへ)がおすすめです。

おいしいコーヒーを今年も楽しんでください。

美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!