長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2016年 6月
2016年6月下旬号 No.326
“ コーヒーが主役の日 ”北海道を除くすべての地域で梅雨入りしたというのに、余りまとまった雨も降らずに、場所によってはダムの水も底をつきそうなほどとか。
蒸し暑い日もあるものの、風の涼しさを感じる日も多く、東京都知事の毎日の報道のほうがかなり暑苦しいような気がします。
でもアジサイも見ごろを迎え、雨の日を楽しむ気持ちでこの時期を快適に過ごしたいですね。
この時期は冷たいアイスも飲みたくなりますが、体のためにはやはり温かなホットコーヒーのほうがいいようです。
コーヒーが冷めるのも冬よりは幾分か長くなりますので、読書しながらのコーヒーもおいしくいただけます。
そういえば、「コーヒーが冷めないうちに」川口俊和著がとても人気だそうです。
路地裏の地下にある「フニクリフニクラ」という喫茶店でコーヒーの冷めるまでの間、望んだ時にタイムスリップできるという店でのお話。
過去に戻って会える人はこの喫茶店に来たことのある人以外はだめ。
未来に行って何か話しても未来は変えられない。
でも、どうしても会って伝えたいことがある人がこの店を訪れて心の内を会いたかった人に伝えるというお話だそうです。
どのような人が来て何を伝えたのかは本を読んでいただくとして、コーヒーはこのような設定にぴったりな飲み物ですね。
緑茶ではあまりに日常すぎ、またお代わりしてお茶を飲むのも普通ですから、設定としては今一つですし、紅茶ではなぜか冷めるのが早い気がします。というのも紅茶のカップは口径が広がっているのが多く、冷めやすいので過去や未来に遡って会いたい人と話をするには時間が短すぎます。
まして、ウーロン茶やジュースでは冷めるまえにすでに冷えていますから設定として使えません。
そのような意味では昔からコーヒーという飲み物は小説にはうってつけの飲み物ですね。しかもちょっと黒くて神秘性もあり、ほろ苦さもあって、読後の気持ちを表すにもうってつけのようです。
コーヒーはミステリーにもよく使われていますし、ドラマでも素敵な出会いや、空間を演出するのによく使われます。
こんな魅力的なコーヒーですから、手軽な自販機やコンビニのコーヒーではなく、休日にはご自分で豆から挽いて心の休息にコーヒーを役立ててはいかがでしょうか?
そんな時には美味しい焼きたての豆をお送りするコーヒーメールのコーヒーをぜひご活用ください。
お好みの味や香りのコーヒーがすぐに見つかります。
また、どのようなものを選んだらよいかわからない方にはいろいろなコーヒーが少しずつセットになったお試しセットもあります。
是非こちらからお気に入りのコーヒーをお求めください。
2016年6月上旬号 No.325
“ コーヒー生産にもったいないの波! ”世界中で愛され飲まれているコーヒーですが、コーヒーはどのように生産されているかよく知っていますか?
もちろんコーヒーベルトと呼ばれている赤道をはさんだ地域でコーヒーの木が栽培されているのですが、コーヒーの木に花が咲きコーヒーになる実が付きます。
この実が熟して赤くなり、収穫の時期を迎えます。
機械であろうと手摘みであろうと、熟した実が収穫された後の事コーヒーの実がどのように皆さんが飲むコーヒーに変身するのか?
それはもちろんグリーンの生豆を焙煎してコーヒーにするのさ!
その通りなのですが、赤く熟して収穫されたコーヒーの実はどのように生豆にするのでしょうか?
以前にお話ししたかもしれませんが、コーヒーの実の周りには白い果肉の部分があり、少し甘いです。
果物として食べるにはちょっと不向きですが、一部で評判の高級コーヒー「コピ・ルアク」などジャコウネコなどは食料として、果肉を食べます。
この果肉はコーヒー豆を取り出すのに邪魔になりますから、乾燥させて除いたり、水洗いして取り除いたりしています。
このことでコーヒー豆にウオッシュドとかアンウオッシュドという精選の方法が明記されたりします。
この果肉は水洗いの場合川を汚染するなどの環境問題が心配されているところもあります。
ここに目を付けた人たちが会社を立ち上げ今アメリカでちょっとした評判になっています。
この果肉を乾燥させて粉状上にしたものを
Coffee Flour
(コーヒーフラワー 花ではなく小麦粉です。)
スーパーフードとして売り出されています。
スーパーフードというからには栄養素が気になりますが、ほかの食物と比較した場合
全粉粉よりも豊富な食物繊維
ざくろよりも豊富な抗酸化成分
ケールよりも豊富なタンパク質
モクモク手づくりファーム
バナナよりも豊富なカリウム
と、アンチエイジングや貧血、便秘防止につながるとされる成分がたっぷりと含まれていて、女性にぴったりのスーパーフードとのこと。
フラワー(小麦粉)という名前ですが、実際には果実を粉にしたものなので、グルテンは含まれていないのこと。
世界中でコーヒー豆を生産する際に廃棄される果肉の部分の量は大変な数字になると思います。
これが有効利用され、皆さんの健康に役立ち、農家の皆さんに新たな収入を生むということなら大歓迎ですね。
外の気温も高くなってきました。
アイスコーヒーが美味しい時期になりました。
この夏も手軽で美味しい水出しコーヒーをどうぞ!!