長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2016年 2月
2016年2月下旬号 No.318
“ チョコレートにはコーヒー ”節分・立春も過ぎもう春はそこまで。
まだ、受験真っ最中のご家族をお持ちの方もいらっしゃることでしょうね。
そんな時期なのに世の中はバレンタインの広告で一杯!!
最近のバレンタインのプレゼントはチョコレートばかりでなく、あらゆる種類のものがバレンタインのイベントに便乗しています。
チョコレートの方はますます高級化して1粒○千円?
お馴染みのお菓子のメーカーは、カカオのポリフェノールの含有量が70%とか72%とか前面に掲げて売り込みしていますし。
ハート形のおせんべい、和菓子、おつまみ何でもありの最近のバレンタインです。
そんな中、男性から女性に花を贈ろうというフラワーバレンタインも行われ始めました。
年末にお歳暮とクリスマスプレゼントを贈ったばかりで、また2月に贈りものですね。
でも、何か貰えばうれしいでしょうし、まして女性から義理と分かっていてもちょっとだけ日頃の感謝の気持ちを表してもらうのは悪くないかもしれません。
最近では美味しい高級チョコレートは自分用に買う人もいるそうです。
そして、そのチョコレートを頂く時に一番合う飲み物はずばり!! コーヒーです!!
チョコレートに緑茶、お抹茶は・・・・いま一つのような気がします。
お抹茶味のチョコレートは美味しいですが。
紅茶は? よほど苦い紅茶でなければチョコレートに味覚的に負けると思います。
ジュースやウーロン茶などは論外!
もう間違いなくコーヒーが一番です!!
熱ーいコーヒーの中に溶かして飲んでも美味しいです。
そうして、カップは白でなかったら茶色系で。
色の秘密(野村順一/文藝春秋)には茶色系の器でコーヒーを飲んだ 方が、青や黄色の器で飲んだものより香りも味もよく感じるとの実験結果が載っているそうです。
やはり器も大切ですね。
ついでにチョコレートも素敵な器に入れて頂きましょう!!
昨日のチョコレートまだありますよね。
美味しいコーヒーとご一緒にいかがですか?
是非こちらからお気に入りのコーヒーをお求めください。
2016年2月上旬号 No.317
“ コーヒーの健康効果について U ”先月の思わぬ大雪には西日本の方もびっくりしたことと思います。
いつもは暖かい南の地方でも雪が降り、場所によっては水道管の破裂で、今も断水が続いているところもあるとか。
お見舞い申し上げます。
でも、やはり今年は暖冬のようで、色々な草花が例年よりかなり早く開花したとの報道があります。
昨日も此処名古屋では気温が上がり、それにつられたのか徳川園の梅が何輪か日当たりのいい場所で清楚な花を咲かせていました。
もうすぐ節分そして翌日は立春ですから、春はもうそこです。
受験生の皆さんはこれからが勝負時!!頑張って下さい!!
さて、前回コーヒーの健康効果について東京薬科大学名誉教授の 岡希太郎 先生のお話しをお伝えしましたが、その続きをお伝えします。
コーヒーには大きな働きをする、4つ成分がある事は前回お話ししました。
1.カフェイン
2.クロロゲン酸
3.ニコチン酸
4.NMP
です。このうち1のカフェインについては前回お話ししました。
2のクロロゲン酸について
ポリフェノールの一種で、苦みや褐色の元となる成分で、焙煎が進むにつれて減少してしまうので、浅煎りの豆に多く含まれる。
クロロゲン酸の一番の働きは廊下を防止する抗酸化作用でカフェインの抗炎症作用と共に相乗効果を表します。
活性酸素は細胞膜を酸化して破壊し、周辺組織に炎症を起こして病気の原因となりますが、クロロゲン酸は強い抗酸化力を発揮して活性酸素を取り除く働きをする抗酸化ビタミンの働きを強めて老化防止を期待できるとの事です。
また、カフェインとクロロゲン酸でアルツハイマー病の予防効果が期待でき、一日に3〜5杯のコーヒーを飲んでいる人が将来アルツハイマー病になるリスクが最大62%まで低下するとの事でした。
もし、60歳でアルツハイマー病が発症するとすればその20年前の40歳から浅炒りのコーヒーを飲むと効果的だそうです。
若いうちからコーヒーを飲むことが大切ですね。
浅炒りの話をしましたが、深煎りにするとニコチン酸とNMPが現れるそうです。ニコチン酸は血液中の脂肪を減らし、動脈硬化を予防する効果が期待できるそうです。
ここで言うニコチン酸とはタバコの有害物質のニコチンとは全く違うビタミンの一種で
@血中の脂肪を減らす。
A血管壁を保護し柔らかくする。
B血管中で血液が固まるのを防ぐ
といった働きがあり、脂質異常症の治療薬にもなっています。
20種以上あるコーヒーの香りの成分でもニコチン酸と似た効果が期待できるとの事です。
NMPについては副交感神経を刺激してリラックスさせる効果があり、カフェインの刺激を弱めたい人には深入りのコーヒーがお勧めとの事です。
浅炒りと深入りのコーヒーを同時に摂れるコーヒーの飲み方として当然ではありますが、1:1の割合で混ぜると言うことです。
コーヒーメールでは浅煎りのコーヒーも深煎りのコーヒーも、どんな煎り方のコーヒーもラインナップされています。
是非こちらからお気に入りのコーヒーをお求めください。