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長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2011年 2月

2011年 2月下旬号  No.198

    “コーヒーカップのこと”

昨日はバレンタインデーでしたね。あなたはいくつ頂けましたか?  この日の直前の数日でほど一年の販売量のほとんどを売るなんてすごいですね。チョコレートメーカーの作戦成功!ということです。

チョコレートは欧米人の大好物です。女性だけでなく男性も大好き。 このチョコレート以前はこのように固形のものでなく、液体でした。コーヒーや紅茶がヨーロッパに紹介される以前からあった飲み物でしたが、輸入税が高く、一般人には手の届かない高価な飲み物でした。19世紀になって関税が低くなってからは一般の人も飲むことが出来るようになりましたが、それ以前は庶民はハーブティーを飲んでいたようです。

今でこそハーブ・ティーですがそのティーという名称も中国から茶(ティー)が入ってきてからティーと呼ばれるようになったのでそれ以前はハーブもしくはそれぞれの植物の名前で呼ばれていたのかもしれません。
そのハーブはキッチンにある金属の深皿(調理用のボールのような)で飲まれていましたから、高価なチョコレートをそれと同じ器で飲んでは高い飲み物にそぐわない!と思ったのでしょう。
中国から輸入された磁器に入れてもったいぶって飲んでいたようです。中国のお茶用の器ですから、取っ手はありません。それでしばらくの間、ヨーロッパでつかわれたチョコレート、コーヒーや紅茶の器は取っ手のない物が見受けられます。

中国からの磁器が高いので何とか国産の製品が出来ないかとドイツのベドガーがマイセンで朱泥の茶器を作ることに成功し、その後研究を重ね、1709年に白磁の焼成に成功しました。 しかし、しょせんは中国製品のコピーですから、器のデザインも柄も東洋風で、勿論取っ手なしの湯飲み茶わんの形でした。

何時から取っ手がつけられたのかははっきりしないそうですが、1700年代後期には取っ手の付いたものが作られており、絵画にそれが描かれているようです。受け皿についてもコーヒーや紅茶が熱いので、受け皿に注いで冷まして飲むためのものだったという説もありますが、磁器を輸入していたオランダの東インド会社がより多くの食器を売るためにしかけた受け皿とカップで一組にするという方法を広めたという説もあります。

初期はカップと受け皿は別のものを使っていたようですが、後に受け皿とカップを同じ柄にすることでより多くの販売につなげたそうです。
そして、今では受け皿を必要としないマグカップも登場し、コーヒーを 飲むカップは色々な形になりました。コーヒーを飲むカップには容量が60〜80ccのデミタスカップ120〜140ccのレギュラーカップ、160〜180ccのモーニングカップ、200cc以上入るマグカップとそれぞれお気に入りのカップが使われています。保温機能のあるものなどもあり、コーヒーは日々の生活になくてはならないものになっています。

2011年2月上旬号  No.197

“ワールド コーヒー ツアー”

あと3日もすると立春! そう春です!!  今年の冬の寒波はかなり強くて、まだまだこれからも寒い日が続きそうですが、暦の上ではもう春がやってきます。
春に向かって心だけでも明るくしませんか? その明るい心のためのお手伝いとしてコーヒーメールから新商品が発売されます。

   未知との遭遇 “ワールド コーヒー ツアー”

いつものお気に入りのコーヒーを愛飲するのもいいのですが、たまには別のコーヒーも飲んでみませんか。 思ってもみなかった味と香りに遭遇するかも知れませんよ。
このワールド コーヒー ツアーは1年間かけて世界の逸品のコーヒーを飲み比べるという壮大な企画です。コーヒーメールのスタッフが厳選したお勧めのコーヒー100gとコーヒーメールでしか入手できないブラジルのコーヒー鑑定士クラシフィカドール セニョール・ジョンが心をこめて創りだした珠玉のコーヒー“セニョール・ジョン・スペシャル”を100gの合計200gを毎月お届けするものです。
一年かけて地球の赤道付近のコーヒーベルトと呼ばれるコーヒーの生産地をぐるり一周する世界一周コーヒーの旅です。

一か月で飲みやすい合計200gですから通常の宅配便ではなくメール便を使うため送料が大幅に節約出来るので、最高級のコーヒーばかりの組み合わせなのに断然お得な価格設定になっています。

自宅に居ながらにしてコーヒーで世界一周の旅をしてみませんか? 毎月それぞれの国のコーヒーの詳しい説明書入りですから農園の様子や生産の方法などその場所にいるようによく分かります。コーヒーを飲みながらその国の生産者へ想いを馳せてみませんか。

各月のお届けのコーヒーのラインナップは下記の通りです。1月分の頒布はすでに終了していますので、2月分からのお届けになります。

 月  生産国  コーヒー名  説明
 2月  ドミニカ  ラミレスAA  カリブのクリーンな甘味
 3月  グァテマラ  ウエウエテナンゴ  フェアートレードコーヒー
 4月  コロンビア  ラ・カバーニャ  バードフレンドリーコーヒー
 5月  パプア ニューギニア  シグリAA  バランスに優れている
 6月  インドネシア  ランテカルア  大粒で味・香り・コク三拍子揃
 7月  アメリカ  ハワイコナ  最高級のエクストラファンシー
 8月  エチオピア  モカ・シダモ  伝統あるモカの代表
 9月  タンザニア  マチャレAA  レインフォレスト・アライアンス
10月  コロンビア  エメラルドマウンテン  有名なエメラルドマウンテン
11月  ブラジル  モンテアレグレ  スペシャルティーコーヒー
12月  コスタリカ  コーラルマウンテン  贅沢で滑らかな風味
 1月  ジャマイカ  ブルーマウンテン No.1  説明要りませんね。
一年間はちょっと長いので試しにちょっとだけ体験してみたいという方には3カ月コースと6カ月コースもあります。
でもやっぱり一年かけて世界一周してこその“ワールド コーヒー ツアー”です。