長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2012年4月
2012年 4月下旬号 No.226
“コーヒーの抽出の基本は? コーヒー教室に参加しませんか?”
桜の花もあちこちで満開を迎え、屋外での仕事や遊びも急に体に楽になってきました。 まだ咲き初めのころにお花見をされた方は寒さに震えながらだったことと思いますが、先週からは天候も少し回復して暖かな日差しの下でのお花見を楽しめるようになりました。 http://item.rakuten.co.jp/coffee-mail/tcoks1/
コーヒーメールではお花見に限らず、アウトドア用に便利なお出かけセットを準備しています。ポットのお湯を車に積むだけで、どこでも簡単に本格的なコーヒーが味わえます。インスタントや缶コーヒーと違ったレギュラーの美味しいコーヒーがすぐにお楽しみ頂けるように全てが入った便利なセットです。
詳細はこちらからご覧ください。
コーヒーを美味しく味わうためには良質のコーヒーを入手することから始まりますが、コーヒーを上手に抽出できなければどんなに良いコーヒーを使っても美味しいコーヒーと感じるコーヒーから遠くなってしまいます。
“コーヒー教室始めました”
レギュラーコーヒーを購入されても正しい方法で抽出されていない方もみうけられ、せっかく良質のコーヒーを買って頂いたのにその味、香りの良さを十分に引き出さずに飲んでいるのは本当にもったいないことです。
コーヒー豆の適正なグラインド、コーヒーの粉の計り方、お湯の温度注ぎ方など正しい手順で抽出すれば美味しいコーヒーが飲めます。
コーヒー教室の開催は当面は名古屋の栄にある直営の店での講習となりますので、こちらへおいで頂ける方が対象となりますが、毎月第2、第4土曜日の午後2時より3時半までです。参加方法など詳細はこちらをご覧ください。
コーヒー教室へのご案内
このコーヒー教室に参加されると驚きの発見があります。
勿論正しくコーヒーを抽出する方法をコーヒーマイスターから学んで、今まで自己流でしてきた方法と同じであったのか、間違った方法で抽出したいたのかを知るという事もありますが、それより参加された方皆さんがびっくりするのは同じ豆を使って、同じ水で同じように抽出したはずなのに各人の抽出したコーヒーがこんなにも味と香りが違ってしまうことなのです。
普通の考え方で行けば、同じ豆で同じ量のコーヒーを同じようにドリップすればほぼ同じ味になるはずです。でも実際には参加された方々各人の個性が出て、全く同じ味には仕上がらないのです。
これはお湯の温度が微妙に違ったり、お湯の落とし方が早かったり遅かったり、蒸らしがうまく出来なかったりといったことがその差になります。 どうしてこのような差が出てきてしまうのか?
次回はそのことについてお話しましょう。
2012年4月上旬号 No.225
“新年度はコーヒーを基本から”
4月に入ってやっと桜の開花が伝えられるようになりました。 寒かった冬も終わり、新しい年度が始まります。この春から新しい学校、新しい職場、初めての土地での生活をスタートされる方も多いことと思います。
そんな方へ新生活スタート応援セットを販売中です。 是非一度ご覧になって下さい。コーヒーの大好きなあの方への贈り物にぴったりです。
さて、今回からコーヒーの基本について改めて勉強しましょう。
初めにコーヒーの木についてです。コーヒーの木は夏になると良い香りの白い花が咲く“クチナシ”と同じアカネ科の植物です。 種類は百数十種類とも二百種類以上とも言われています。実際に飲用として栽培されているのはロブスタ種、アラビカ種、リベリカ種でアラビカ種が世界の栽培量の4分の3を占めています。
アラビカ種とリベリカ種は良く似た種類に分類され、ロブスタ種と比較されます。
アラビカ種のコーヒーは高さが3〜5mで中心の幹は太く真っすぐに伸び、枝は細長くしなやかです。葉は先端が細く少しとがった形をしています。実は僅かに縦長で楕円形をしています。
ロブスタ種はそれに比べて高さが7〜13mと高く、葉は小さめで少し丸みを帯びた形です。実も小さめで比較的丸に近い形です。
栽培に適した場所は赤道をはさんだ南緯20度から北緯20度くらいの「コーヒーベルト」と呼ばれる地帯です。
アラビカ種は標高が900m〜2000m位の高地を好み、朝晩の気温の変化15℃〜24℃の変動にも順能します。ロブスタ種は標高が200m〜600m位の低地で気温の変化のない場所を好みます。両者とも気温が氷点下になるような場所では生育できません。
1本当たりに必要な土地は2〜8平方メートルで1本で平均2〜3kgのコーヒー豆を収穫することができます。また多い木になると7〜8kgも収穫できるものもあります。
収穫は四季のない場所で栽培され次々に花を咲かせ、実を付けるといったことを繰り返すので、産地によって変わります。コーヒーメールでは収穫された新しいコーヒー豆をサフラノーバとして販売します。