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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2015年 3月

2015年03月下旬号 No.296

“ コーヒーはやっぱり薬?その続き ”

春が来た!春が来た!と喜んでいたら先日は思わぬ大雪で、朝起きたら 一面の銀世界!びっくりしました。
咲き始めた緋寒ザクラや河津桜も雪をかぶって震えているようでした。

でも太陽が出ると日差しはもう眩しく、すっかり春です。
公立大学の合格発表も始まり、受験生の方にも春がやって来ますね。

さて、前回お知らせした、コーヒーの効果について、またまた興味深い発表がされました。

米国神経学会(AAN)が2月26日、コーヒーを1日4〜6杯飲むとMS(多発性硬化症)発症リスクを下げる効果があったことを発表したそうです。
この多発性硬化症という病気は北欧、北米、オーストラリア南部に発症の割合が高く、アジア、アフリカでは比較的低く、日本では10万人あたり8〜9人だそうです。
また九州より北海道の方が割合が高いとのことです。
大変難しい病気なので、詳しくはお調べになって下さい。
日本では発症率が余り高くないので関心が低いのかもしれませんが上記の北欧などの地域では10万人当たり30人〜80人と高い比率なので、このような病気にもコーヒーがリスクを下げる効果的があるということが話題になるのでしょう。

この研究結果は4月開催の同学会年次集会で発表予定だそうです。
MS患者1629人と健常人2807人を対象としたスウェーデンの研究とMS患者1159人と健常人1172人を対象とした米国の研 究のデータから、コーヒーの消費量と症状出現について比較したもので、スウェーデンの研究では、MS発症の前年にコーヒーを1日最低6杯飲んだ患者と比較すると、 コーヒーを飲まなかった患者はMS発症リスクが約1.5倍高かったとのこと。

発症前5年間または10年間に大量のコーヒーを飲むことも、同様に発症リスクを下げる効果があったそうです。
米国の研究でも、発症前年にコーヒーを飲まなかった群では1日4杯以上飲んだ者に比べ、発症リスクが約1.5倍高かったそうです。

カフェイン摂取がパーキンソン病やアルツハイマー病の発症リスクを下げることは、既に知られています。
コーヒー摂取がMS予防にも役立つ可能性が示されたことから、今回の結果を研究者は「カフェインには脳を保護する効果があるとする説を裏付けるもの」と解説。
その上で、MSの再発や長期的障害に対しても、カフェインがどのように影響するかを研究する必要がある」との考えを示した。

カフェインは脳を保護する効果があるそうです!!
やはり、コーヒーは体にも心にも脳にも良い飲み物なのです!!

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2015年03月上旬号 No.295

“ コーヒーはやっぱり薬? ”

太陽の光がまぶしくなって、暖かさを感じるようになりました。もう3月春ですね。このような時期は花粉症も始まり、黄砂も観測され嬉しいとばかりは言っていられないという方もいらっしゃることでしょう。花粉症も色々と薬が出ているようですがやはり完全になくなるような治療法はないようで、毎年悩まされている方が大勢います。

さて、昔、コーヒーは薬として飲まれていたこともあったという話は聞いたことがあるかもしれません。
このほど、コーヒーの成分にモルヒネに似た作用をする物質がある事が分かったそうです。

ブラジル農牧研究公社
(Brazilian Agricultural Research Corporation、Embrapa)とブラジリア大学(University of Brasilia、UnB)は1月24日に、コーヒーに鎮痛作用のあるペプチド(タンパク質の破片)の含有を確認したことを発表したそうです。

このペプチドは、モルヒネに似た効果を持ち、実験用のマウスを使った実験の結果、鎮痛や穏やかな鎮静作用がある性質を持ち、持続時間がモルヒネよりも長いとみられることが分かったそうです。

今回の発見についてEmbrapaは、健康食品業界にとってバイオ技術面での新たな可能性を与えるものであり、また他方では、食肉処理される家畜のストレス軽減にも応用できるかもしれないと期待を寄せているとのこと。

EmbrapaとUnBは、品質向上を目的にコーヒー豆の研究を続けていて、
Embrapaは、2004年にコーヒー豆のゲノムの解析に成功していた。

やっぱりコーヒーには色々な作用があるのですね。
かといって多分ですが、コーヒーを飲んだからといって即座に痛みが消えるということはないでしょうし、中毒になって手放せないということもないと思います。

でも1日に何杯も飲む人は中毒かな?
でも大丈夫! こんな報告もあります。

2月1日のブルームバーグによれば数杯のコーヒーで医者はいらないかもしれない。との記事があり米国人の食事指針の変更を提言する米政府の諮問委員会が見解をまとめたとのこと。
諮問委は19日の報告書で、1日3〜5杯のコーヒーを飲むことは長期的な健康リスクと関連がなく、相関関係が見受けられるのは心臓病や2型糖尿病のリスク低減だと指摘した。

諮問委メンバーでコーネル大学の栄養学者トム・ブレンナ氏は「コーヒーは良いものだ。コーヒーががんに有効であるとの示唆があるとも言えず、そう考える人もいないが、リスクを高める証拠もない。
あるとすれば逆の効果だ」と述べた。とのこと。

コーヒーは1日に3〜5杯飲んでも健康には心配ないという事。
それどころか心臓病や糖尿病のリスクが減るとのこと。

コーヒーは体にも心にも良い飲み物なのです!!

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