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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2013年8月

2013年08月下旬号 No.258

“アイスコーヒーよりもっと爽やかコーヒー?”

甲子園での高校野球が始まると毎年のように晴天が続きます。

連日35度以上の猛暑で、41度の最高気温を更新したとの報道もあり、どこのプールも本当に芋を洗うような混雑ですね。

熱中症にならないように水分をこまめに摂って、体調管理をしっかりしてください。
テレビでの放送で、水分はただ水より麦茶、スポーツドリンクなどミネラルや塩分等が入った物の方が効果的とか。
ただし、糖分の入ったものはよくないそうです。

そういう意味ではアイスコーヒーはクロロゲン酸もたっぷり入っていて、夏バテにも効果的。
麦茶のようにたっぷり飲むにはいつもの量の倍量の水で抽出したアイスコーヒーにするととても飲みやすくなります。
喫茶店などで飲むアイスコーヒーはグラスに氷をたっぷり入れても薄くならないようにかなり濃く作ったアイスコーヒーなので、そのままボトルなどに入れると、沢山の氷をいれておかないと濃くてゴクゴク飲むというわけにはいきません。

余り薄めるとアイスコーヒーの香りや味の良さが無くなってしまうのでご自分で丁度よい濃さを調整して下さい。

最近コーヒーを炭酸ソーダで割った物が人気だそうです。
でも、濃いめのコーヒーをただのソーダで割ってもそんなに美味しいという感じはしません。

この飲み方は実は昔からあり、マザグランと呼ばれています。
このマザグランをとびっきり美味しくするのにポイントがあります。

グラスの中にたっぷり満タンの氷を入れます。
そのグラスの半分くらい迄濃く抽出したコーヒーを注ぎます。
それからレモンのしぼり汁小さじ2杯を入れ、レモンソーダかライムソーダを注ぎます。普通の炭酸水ではだめ。
ちょっとだけガムシロップを入れてレモンの輪切りをグラスの縁に飾ります。

これは濃く抽出したコーヒーと柑橘系のソーダの量、加えるレモンのしぼり汁のバランスが大切です。
どれが多くても少なくても調和がとれません。 でも、うまくいくととても爽やかな飲み物になります。
アイスコーヒーとは違った別の飲み物になります。

実は高品質のコーヒーは上質の酸を含んでいるので、柑橘系の酸とも相性がいいのです。
その酸とシュワーとはじけるソーダとても爽やかな、暑さを吹き飛ばす飲み物です。
お試しあれ!!

濃いアイスコーヒーの作り方は水出しの水の量を半分にして、抽出時間を長くして下さい。

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2013年08月上旬号 No.257

“アイスコーヒーは氷もコーヒーで!”

このところはどうしたのかと思うくらいの豪雨です。
場所によっては降雨量が少なく、ダムの水が少なくなり節水を呼び掛けているところもあるというのにです。

雨も思ったようには降ってくれませんね。
ともかくも被害に遭われた地域の方にはお見舞い申し上げます。

でも、8月に入ればきっと天気は安定して、暑い日が続くことでしょう。
お家の中にいても暑い。クーラーもそうそうはかけていられない。
そんな時には冷たい飲み物はとてもうれしいですね。

水出しアイスコーヒーがとっても便利だということは前回お話ししましたが、そのアイスコーヒーで氷も作ってしまいましょう。

今は100円ショップで冷凍室で簡単に氷が作れる容器が売っています。
その容器にアイスコーヒーを入れて、氷を作ります。
それでアイスコーヒーを入れて飲めば、氷によって薄まることもなく冷たいまま美味しさがキープできます。

今回はこの氷のアイスコーヒーで作るコーヒーのアレンジを紹介しましょう。

冷凍庫で作った氷のアイスコーヒーは透明な部分と、コーヒー色の部分が混ざり合った氷になります。
容器から抜きにくい場合は少し容器を水につけると綺麗に外せます。

その氷をグラスに2〜3片入れます。
ミルクは50ccくらい用意し、レンジに30秒くらいかけます。
砂糖などの甘味を加えて、ミルクフォーマーでしっかり泡立てます。
グラスに泡立てたミルクを注ぎ、上から静かにアイスコーヒーを注ぎます。
あら不思議!!
一番下がミルクの白、次の段がコーヒーの茶色、そして
一番上がミルクの泡のみの白の3段模様になります。
そしてその上にシナモンパウダーを少し振りかけて召し上がれ!!

ミルクは通常の70ccより少なめにします。
コーヒーの氷を使うことでミルクでコーヒーが薄まることを防ぎます。
アイスコーヒーはなるべく濃い物を使いましょう。
後から加えるアイスコーヒーはエスプレッソコーヒーを冷やしたものでもOKです。(その方が美味しい。)

いつものアイスコーヒーではなく、こんな遊び心のあるコーヒーをご家族やお友達に作って、びっくりしてもらいましょう!

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