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長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2017年4月

2017年4月下旬号 No.346

“ コーヒーの歴史を知ってコーヒーを飲みましょう! ”

前回は桜が開花し始めたとご報告しましたが、もう満開を過ぎつつあるようです。新学期での新しい生活に慣れてきた頃でしょうか。

さて、先日の13日は「喫茶店の日」でした。コーヒーの日は10月1日ですが4月13日は日本で初めて喫茶店が開業した日です。
以前にもお話ししたのですが、明治21年に東京の上野で日本初の喫茶店「可否茶館」がオープンしました

「店主の、鄭永慶は中国人通訳の永寧の次男として長崎に生まれましたが大変優秀な人物で日本語以外にも中国語、英語、フランス語に堪能 で、アメリカのエール大学に留学した俊才でしたが、病気のため帰国し、大蔵省に入省しましたが官僚の社会になじめず、上野に 「可否茶館」を開店しました。
ただ彼はサービス業にも向いておらず、「いらっしゃいませ」の言葉が言えず、喫茶店を文化カフェ交流の場所にしたい、イギリスのコーヒーハウスのような文化人が集まるコーヒーを飲ませるだけの店ではないもの、学校のようなものを目指していたようです。

そのためか店に揃えていたものは和・漢・洋の書籍や書画など本を読んだり手紙を書いたりする専用の部屋なども用意し洋酒やたばこなどは最高級のものを揃えてのスタートでした。
勿論200坪の庭園も整備し、囲碁や将棋を楽しんだり、詩歌吟詠にも対応できるスペースだったようです。

余りにも理想が高すぎて店は大赤字!その穴埋めのために株式相場に手をだし、素人の陥る大損をし、火事で財産を無くし、後妻にも死別し、多額の借金から逃れるためにシアトルに逃亡した後病が再発し、37歳の若さで亡くなりました。

その後に「ダイヤモンド珈琲店」「ウーロン亭」が続き「パウリスタ」「メイゾン鴻の巣」「プランタン」「ライオン」と次々に喫茶店が開店しました。
今でも名前を聞く喫茶店があります。

ただ喫茶店は1981年に154,630の店がありましたが最近では70,000店を割り33年間で約半分に激減してしまいました。

とはいうものの大手のコーヒーチェーンは拡大が続いていますし、コンビニのコーヒーも大変な伸びで日本国内のコーヒーの消費量は2016年には47万2千トンと過去最高を記録しました。

昔ながらの喫茶店が無くなっているということで、現在では喫茶店という名前自体が使われなくなっています。
カフェとかコーヒーショップまたは大手の店の名称でよばれますね。

先月発行の雑誌「PEN」の特集にあるようなコーヒーの豆にも道具にもこだわったコーヒー生活をされている方がいる一方手軽にカセット式のコーヒーを飲んだり、コンビニでセルフで気軽に飲んだりとコーヒーの飲み方も多様化してきています。

皆さんはどのような飲み方をされていますか?
出来ればたまにはゆっくりと落ち着いて自宅で美味しいコーヒーをご自分で抽出して楽しんでは如何でしょうか。

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2017年4月上旬号 No.345

“ カフェイン摂取はコーヒーを飲んでネ ”

桜の開花の便りも届き始め、春になりました。
今年は3月末に寒い日が続き、桜の開花が足踏みしているようです。そして、今日は4月1日エイプリルフールですね。

そんな理由からではありませんが、このたびカフェインたっぷり入りの歯磨きが発売になったそうです。

コーヒーを飲んでからカフェインの覚醒効果が出るのは30分ほど後のようですが、この歯磨きは10秒で効果が表れるそうです。
朝、顔を洗って歯磨きをしてといった一連の作業の後、朝食にコーヒーを飲んで目覚ましというのが普通のパターンと思うのですがこれを1度で済ませてしまうということだそうです。

チューブ1本でコーヒー90杯分のカフェインが入ってるそうです。
この歯磨きを使って歯を磨くと、歯茎と舌から即座にカフェインが体内に吸収され、コーヒーを飲んで胃から吸収されるよりはるかに早くカフェインの効果が出るのだそうです。

「Power Toothpaste」という名前だそうですが、ミントも入っていて爽やかさも感じられるようです。
ただし、使用には注意が必要だそうで、カフェインの過剰摂取を防止するために、1日に3回以上の歯磨きはしないでくださいとのことです。

そうですかー!!

まあ、簡単にカフェインを摂取して目覚ましをしたいという気持ちは分からないでもありませんが、コーヒーを抽出する、カップに入れる飲む。といった一連の動作で体が目覚めるという効果もあるのでは。

そして、何よりも大事なのはコーヒーを味わって飲むという、心の余裕ではないでしょうか。
一日の始まりの朝はとても忙しく、1分でも時間を節約したいという気持ちはよくわかるのですが、やはりコーヒーを飲んで、今日一日の予定の確認、作業の戦略などを考える大切な時を1杯のコーヒーと共に過ごすということが大事なのではないかと思います。

商品を開発した方は歯磨きとコーヒーを飲むという行動をひとまとめにして、効率を図ってもらおうということなのだとは思うのですがなんとも忙しいことです。

皆さんはぜひ薫り高い美味しいコーヒーを味わって、朝を過ごされますように!!

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