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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2017年11月

2017年11月下旬号 No.360

“ 「コーヒーはただ飲むだけでなく・・・」 ”

11月も中旬になり、そろそろクリスマスの飾りつけも目にするようになりました。
先日ハロウィンが終わったばかりなのに、季節の移り変わりは早いですね。
でも、昔と違って遅くなった紅葉の見ごろはこれからのようです。
有名な紅葉名所の紅葉見物もいいでしょうし、お近くの紅葉狩りの名所に行くのもいいですね。
その両方に行けなくても最近はテレビやスマホで紅葉を楽しむことが出来ます。おうちの中で赤や黄色に色づいた木々を見ながら美味しいコーヒーを飲むのもゆっくりした気持ちになっていいかもしれませんね。

リラックスした気持ちでコーヒーを味わうということで、最近は名作とコーヒーをリンクさせて、有名な小説を読んだ印象をコーヒーのブレンドにして味わってもらうという取り組みもあるようです。
小説の読後の印象というのは色々で、うーんと唸ってしまう意味深いものから、爽やかな気持ちになれるもの、どんでん返しにやられたー!と思うもの、良かったねと思うものなど様々です。

あなたも今飲んでいるコーヒーを、読んだことのある小説に結び付けて楽しんでみませんか?

まずは、コーヒーの香り、爽やかか、甘いか、など一口目の印象 苦い、甘い、酸っぱい、口当たり、シャープかまろやかかなど また、飲み進んだ時の感想も大切です。
そして最後の余韻はどうだったか?

酸味、甘み、苦み、香り、コク、調和がとれているか、重い印象か、穏やかな印象か、滑らかか柔らかい味か、淡白な味か、繊細さを感じるかなどご自分で感じた印象を記入してみてください。

勿論このときに使うコーヒーは上質のものでなければなりません。
なぜなら、カビの臭いや、刺激的な味だったり、コーヒー以外の嫌な臭いがするものは対象とはなりません。

単品であったり、ブレンドであったりその時入手したもので焙煎後日にちの経っていない新鮮なコーヒー豆で行いましょう。
ゲーム感覚で飲んだコーヒーの印象をメモし、その印象に沿って今まで読んだどの小説が同じような感じなのか思いを巡らせるのもかなり知的な作業と思います。

といっても読んだ小説の数が少なければ成り立ちませんが。
最近は小説を読まずに、ゲームに熱中したり、有名な小説もまんがで済ますという人も多いと聞きます。

でも、ポジティブな考え方をすればゲームでも漫画でも同じようにコーヒーを飲んだ時の印象と同じものを探すことは 可能でしょうし、コーヒーを飲むことをゲーム感覚で印象を記録するのも楽しいかもしれません。

友人との待ち合わせで、もし喫茶店などでコーヒーを飲んでいてお連れがまだの時に所在なくスマホを覗いたりしないでコーヒーの印象をメモしては如何でしょうか?
かなり知的な活動と思うのですが。

色々な美味しいコーヒーがラインナップされています。
バラエティー豊かな美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!!


2017年11月上旬号 No.359

“ 美味しいコーヒーは細口ポットから! ”

寒くなりましたね。それなのに先月は2つもの台風が日本列島を縦断。
季節がどうなっているのか?
台風が去った後は北から寒気が入り、北海道や標高の高いところでは雪が降ったりかなり寒くなりましたね。
色々と今まで通りで無いことが普通になることが心配ですね。
温かなコーヒーを飲んで体も心も温めてください。

先日のNHKの番組「美の壺」でコーヒーポットが取り上げられていました。
老舗の喫茶店が登場して、美味しいコーヒーを抽出するために自身で改良したポットを使ってコーヒーを抽出していました。

その改良した部分というのは全て注ぎ口です。
その中で喫茶店のオーナーが自身で改良したポットをお客様が欲しいと言われ、ステンレスのポットの注ぎ口を変えるには大変な労力と手間がかかるので、新潟のポットの生産工場に生産を依頼したというお話がありました。
工場の担当者は、このように硬いステンレスをここまで加工するのはかなり大変だったのではなかったかと感想を述べていました。
美味しいコーヒーのためへの気持ちがこもったお話でした。

全てのお店に共通する改造したポットは糸のように細くお湯が注げること。
一滴一滴のお湯が落とせること。
この2点が共通して重要な点でした。

お湯を沸かしたヤカンから直接コーヒーにお湯を注ぐのはNG!
抽出用の細口ポットにお湯を移すことで、お湯の温度が下がり抽出に合った温度になります。

また急激にお湯がコーヒーの粉に落ちる事を防止し、ゆっくりとお湯が回ることにより、しっかりとコーヒーを膨らませることが出来ます。

勿論美味しいコーヒーのためには良い豆と焙煎したての新鮮な豆を使う必要があります。

そのうえで、このようなお湯が急激に出ない細口のポットを使ってゆっくりと抽出することが大事です。

また、番組の最後に出演した女性はコーヒーの抽出液をはかりに計りながら抽出していましたが、抽出するコーヒーの量も大事です。

せっかくコーヒー豆を計って挽いても抽出する液体が多かったり少なかったりでは美味しい味になりません。
抽出する量を間違えないように。
温度も適温で。
カップは温めておきましょう。
細口のポットは最近は色々なタイプがかなり出回っています。
ご自分で抽出される方はポットにもこだわって美味しいコーヒーを淹れましょう!!

美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!!