HOME >> コーヒーの達人への道

長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2025年3月

2025年3月下旬号 No.536

“ カフェインに殺虫効果?驚きの研究結果 ”

3月も半ばを過ぎ、ようやく春らしい陽気になってきました。寒の戻りはあるものの、開花を足踏みしていた梅の花も満開となり、もうすぐ桜の便りが届くことでしょう。

そんな中、メジャーリーグのドジャースとカブスが、6年ぶりに日本で開幕シリーズを開催することが決定しました。 東京ドームで行われる公式戦には、大谷翔平選手、山本由伸投手、佐々木朗希投手らが登場します。メジャーリーグで日本人選手が活躍姿は、春に向かって心が弾む明るいニュースですね。

さて、暖かくなるとガーデニングを楽しむ人や飲食業関係者にとってのハエなど、厄介な害虫が増えてきます。 そんな中、日本農業新聞(2月13日掲載)に、「カフェインの昆虫への影響」に関する興味深い研究が紹介されました。

カフェインは、ミツバチの学習能力向上や寿命延長などの効果が知られている一方、過剰摂取による発育抑制や寿命短縮の影響もあることが知れています。 しかしながら、このようなカフェインの効果は明確にされておらず、特にカフェインの摂取濃度による殺虫効果の違いについては、ほとんど注目されてこなかったとのこと。

今回の研究では、カフェインが害虫にどのような影響を及ぼすのかを調査するため、ヒロズキンバエ(ハエの一種)を対象に実験が行われました。 カフェインを砂糖水に溶かして与えたところ、濃度0.5%以上で本来30日ほど生きるハエが7日以内にほぼ死滅することが判明。

コーヒーのカフェイン含有率が1%程度であることを考えると、薄いコーヒーでもハエの寿命を縮める効果があるようです。この研究成果により、 カフェインを人に害の少ない自然由来の殺虫剤として活用できる可能性が示されました。

研究を主導した博士後期課程2年の留学生Shine Shane Naing氏(JICAの農業セクター中核人材育成支援プログラムの一環でミャンマーから来日)は、 国際的な実用化にも期待を寄せているとのことです。

カフェインにはこのような意外な効果がある一方、2025年問題 として コーヒーの生産環境が厳しさを増すことが懸念されています。 現在でも干ばつの影響で生産量が減少し、コーヒー豆の価格が高騰 しており、ついには アメリカでコーヒー生豆を積んだトラックが盗まれる事件まで発生しています。

今後も美味しいコーヒーを安心して楽しめるよう、持続可能な生産体制の確立が求められています。

新鮮で美味しいコーヒーはこちらからお求め下さい。
便利な100gパックの美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!

2025年3月上旬号 No.535

“ NHKのトリセツでコーヒーの回視ましたか? ”

2月下旬、日本列島は大寒波に見舞われ、東北だけでなく中国地方や四国にまで雪が積もりました。 例年の倍以上の大雪となり、特に降雪量の多い地域では、雪かきや雪下ろしをしないと屋根が崩れたり、道路が不通になったりするため、日々の除雪作業が欠かせない状況です。 被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

さて、2月13日に放送されたNHKの人気番組「あしたが変わるトリセツショー」をご覧になりましたか?

番組では、コーヒーの持つさまざまな健康効果について紹介されました。 糖尿病予防や肝機能の保護、美肌効果など、コーヒーがもたらす様々な効果についての説明がありました。 そして、昨年2024年のバリスタ世界大会で3位に輝いた石谷貴之氏が、美味しいコーヒーの淹れ方を伝授していました。

■プロの技で変わるコーヒーの味
番組では、同じコーヒー豆を使って抽出しても、NHKのディレクターが淹れたコーヒーと石谷氏が淹れたコーヒーでは、味がまったく違うことが紹介されました。

美味しく淹れるポイントとして、コーヒー豆とお湯の量は1:15が最適。 例えば、1杯に10gのコーヒー豆を使うとして、3杯分を抽出する場合はコーヒー豆30g、お湯450mlが適量です。お湯の温度は90℃が理想的で、4回に分けて注ぐのがコツだそうです。

【おすすめするコーヒー淹れ方】
1投目:お湯の20%を円を描くように注ぎ、30秒蒸らす
2投目:お湯の40%を同じく円を描くように注ぐ
3投目:2投目の後30秒待ち、お湯の20%を注ぐ
4投目:3投目の5秒後、残りの20%を中心にまっすぐ注ぐ

普段の淹れ方を比べていかがでしょうか?一度この方法を試してみてください。

■コーヒーを使用した調味料
番組では、コーヒーを使った調味料の作り方も紹介されました。

・コーヒーオイル
挽いたコーヒー豆で使って作るコーヒーオイルは、カルパッチョやミートソースにかけたり、アイスクリームにかけたりと幅広く使えるフレーバーオイルです。

・コーヒー生クリーム
プロのレストランでも使っているコーヒーフレーバーの生クリーム。コーヒー豆を漬け込んだコーヒーフレーバーの生クリームをホイップすることで料理の風味を格上げできます。 家庭でも簡単に作れるので、試してみてはいかがでしょうか?

いずれもレギュラーコーヒーでしかできないレシピです。お好みのコーヒーで作るとより美味しく感じるかもしれません。また、焙煎度合いで風味の違いを比べてみるのも面白いかもしれません。
ただし、作成したコーヒーフレーバーのオイルは冷蔵庫で約1週間、生クリームは2日程度の賞味期限とのことです。作り方はNHKの「あしたが変わるトリセツショー」のページでご確認ください。

焙煎してから時間がたった古い豆では期待する香り高いコーヒーフレーバーオイルやクリームはうまく出来ないのではと思います。 焙煎したての香り高いコーヒーをお届けするコーヒーメールのコーヒーならきっと素晴らしい香りのコーヒーフレーバー調味料が出来ると思います。

新鮮で美味しいコーヒーはこちらからお求め下さい。
便利な100gパックの美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!