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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2021年07月

2021年07月下旬号 No.448

“ コーヒーゼリーを作ろう!続 ”

 オリンピックがほぼ無観客で行われることになりましたが、新型コロナ の方は首都圏を中心に再度緊急事態宣言が発令されてしまいました。
選手村もオープンしたようですが、開村のイベントもなく、静かに 行うようです。
また、ワクチン接種を一日でも早く、たくさんの人にという菅首相の 希望でしたが、ここにきてワクチン不足が出てきてしまい、せっかく の予約をキャンセルせざるを得ないような事態になってしまいました。

若い方の感染と重症化が顕著になってきているそうですので、20代 30代、40代の方はくれぐれも感染しない、他の方にうつさないを しっかり心がけて生活していただければと思います。

梅雨明けしたところもありますが、日中はかなり気温が 上がって、暑い日が続いています。
前回アイスコーヒーを使ったコーヒーゼリーの作り方ををお知らせ しましたが、ゼラチンと寒天での作り方でした。

今回は他の材料を使ったコーヒーゼリーをお知らせします。

わらび餅粉

 コーヒー400ml
 わらび餅粉60g
 砂糖   30g

 全てをしっかり混ぜて火にかけ、木べらで絶えずかき混ぜて粘りが  出るまで加熱する。
 水にくぐらせたバットに平に流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。  好みの大きさに切って器に入れる。

片栗粉

 コーヒー400ml
 片栗粉 大さじ 8
 砂糖  大さじ 5

 片栗粉と砂糖をしっかり混ぜ、コーヒーを加えてさらにしっかり混ぜる。
 わらび餅粉と同様に加熱しながら木べらで絶えず混ぜて粘りが出る  までしっかり混ぜ、ヘラが重くなってきたら水にくぐらせたバットに  平らに流し入れ、粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
 同じく、切り分け器に入れる。

アガー

 コーヒー300ml
 アガー    8g
 砂糖    20g

 アガーを使うと透明感のある涼しげなプルンプルンのゼリーになります。
 アガーと砂糖をよく混ぜておきます。コーヒーを沸騰寸前まで温め、   アガーと砂糖の入った器に流し入れてよく混ぜ、容器に入れて  粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。
 切り分けるより、容器のまま頂いた方が良さを楽しめると思います。

それぞれの特徴がありますが、ミルクやシロップを追加するのであれば

 コンデンスミルク 大さじ1
 生クリーム    大さじ1
 牛乳       50ml
を混ぜたものが美味しくてお勧めです。

また、砂糖はグラニュー糖を使うとあっさりした甘さになり、黒糖を 使うと色も濃くなり、コクのある深い味わいになります。

それぞれの食感の違いを楽しんでみては如何でしょうか。

アイスコーヒーなら雑味がなくすっきりした味わいの ”水出しアイスコーヒー”がお勧めです。
手軽でしかも本格的な味が楽しめます。

2021年07月上旬号 No.447

“ コーヒーゼリーを作ろう! ”

 いよいよ日本でのオリンピック・パラリンピックの開催を来月に控え、緊急事態宣言が解除されてまん延防止等重点措置に移行され、飲食店でのアルコールの提供も制限付で可能になりました。

これにより繁華街には今までより沢山の方々が出かけるようになったとの報道がありました。
もう、かれこれ1年半以上も自粛生活を余儀なくされ、人間同士の接触も我慢してきているので、そろそろオリンピックも開催されることだし、ちょっと出かけて食事してもいいのではと思っている方もいらっしゃるのだと思います。

また、先日発売された国立病院機構仙台医療センターのウィルスセンター長の西村秀一先生の書かれた「もうだまされない 新型コロナの大誤解」という本では一番大事なのは換気であり、マスクも不織布のしっかりした製品を正しく装着すればそんなに恐れることはない。ビニールの仕切りもゴム手袋での金銭の受け渡しも、バイキング形式の食事でのトング不使用もそこまでするに当たらないとのことでした。

今までやってきたハッピバスデーの歌2回歌う間の十分すぎる手洗いもそこまで必要なかったようです。
新型コロナウィルスは空気感染で物の表面を触ることによる感染はほとんどないそうです。

ああ・・・でもお店での入店時には手のアルコール消毒は相変わらずですし、テーブルやいすのアルコール拭き掃除も頻繁に行われています。

でも、この本を読んで少し気が楽になりました。正しく対処すれば今までのような不自由な生活は必要ないということが分かりました。
これから暑くなる時期なので、冷房で閉め切ったりせずに、しっかり換気を行い、安心して生活したいですね。それにワクチンの接種も皆さんにも行われ始めました。
気を緩めないで、新型コロナウィルスに感染しないように気を付けて生活しましょう。

そして、暑い時にはアイスコーヒーですっきりと気分転換をして下さい。
雑味の無い水出しアイスコーヒーは作るのも簡単。冷蔵庫に常備して置きたいですね。

そのアイスコーヒーを使ってコーヒーゼリーを作りましょう。
コーヒーゼリーを作るときにはアイスコーヒーは少し濃いめのもので作ります。砂糖をあらかじめ入れて作るか、後からガムシロップのような甘みのあるものを追加するかはお好みです。

一般的にはコーヒーゼリーはゼラチンで作りますが、寒天でも出来ます。

ゼラチンで作る場合

ゼラチンで作ると、プルプルの食感に仕上がります。
5gのゼラチンを使って、コーヒー200ml〜250mlのゼリーを作ります。
コーヒー220ml(好みで調整)にゼラチン5gを振り入れてふやかし、湯銭で50度まで加温してゼラチンを溶かします。
砂糖15g(好みで調整)を入れて溶かし器に入れて冷やし固めます。
器の上にホイップクリームを飾ったり、流し入れたりします。
砂糖を入れないで作ったときはガムシロップなどをかけます。

ダイス状にする場合は四角い容器で固め、取り出すときは容器の底をお湯に一寸つけて底面のゼリーのわずかに溶かすときれいに容器から外れます。
それをカットします。牛乳と生クリームを半々に混ぜたものに ガムシロップを加えた液体に入れたり、そのままグラスに盛ってガムシロップをかけ、ホイップクリームをのせたりします。

カフェオレベースでも美味しいコーヒーゼリーが出来ます。

寒天で作る場合

寒天の場合は4gで、500mlの液体を固めます。
コーヒー500mlに砂糖50g程度(好みで増減)使いますが大事なことはコーヒーに寒天を煮溶かしてから砂糖を加えます。
コーヒーに砂糖を入れてから寒天を煮溶かすと固まりません。
ゼラチンと違ってプルプル感はないので、容器に固めるより、ダイス状にカットしてシロップやクリームをかけて食べる方に 向いています。

このほか、片栗粉やわらび餅粉など食感の違ったコーヒーゼリーも作れますが、次回にご紹介します。