長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2018年10月
2018年10月下旬号 No.382
“ エメラルドマウンテンフェアー近し! ”10月1日のコーヒーの日はどのようにコーヒーを飲まれましたか?
喫茶店でいつもお世話になっている女性にコーヒーをごちそうしましたか?
本当に10月に入ると気温がぐっと下がり、コーヒーが美味しく感じられますね。
つい先日までアイスコーヒーだったのに季節の変化は飲み物にもしっかり感じられます。
秋はやっぱり美味しいコーヒーでゆったりと過ごしたいですね!
コンビニのコーヒーも消費税の変更に伴い、店内で飲む場合と外で飲む場合とで消費税が違うことになりそうで、提供するコーヒー豆のグレードをアップしたり、一緒にいただけるスイーツをレジ横においたりと他店との差別化に力を入れていたコンビニコーヒーも気候の良い時なら外でもいいのですが、暑くて冷房の中にいたいとき寒くてとても外で立って飲むにはどうかという場合は店内ということになるのでしょうか。
でも、ご自宅でゆっくりと時間をかけてコーヒー豆を挽き、お湯を沸かして心を込めて淹れるコーヒーはコンビニコーヒーとは違って至福の時を提供してくれます。
最近は手でのドリップを再現しますという電動のコーヒーメーカーも各社から販売されているようですが、そもそもコーヒーを楽しむという 行為の中には抽出も含ます。そこそこ美味しいコーヒーを飲むということなら、豆にこだわったというインスタントコーヒーや電動のコーヒーメーカーのコーヒーでも勿論OKなのでしょう。
最近は効率主義一辺倒で、心の余裕のない働き方が奨励されているようです。一時期ゆとり重視ということで学校の授業の内容が極端に削減され、びっくりするような世代が出てきたことも反省となり成果と効率を重視するようになり、結果を出せばどんなことをしても許されるような風潮もあって、大企業でも信じられないようなことが行われたりしているようです。
人間はもっと崇高な素敵な生物なのだという事をもう一度思い起こして心にゆとりを持ち、音楽や絵画、演劇等の芸術を楽しみ、スポーツを通して能力を磨きあい文化的な生活をおくりたいですね。
時間をかけ、心を込めたコーヒーを味わってそのようなことに心を巡らせる時間も必要なのではないでしょうか。
そんな時にはやはり安売りのコーヒーではなく、しっかりした産地の分かる美味しいコーヒーを使いましょう。
11月はエメラルドマウンテンのフェアー月間です。
各店ではエメラルドマウンテンを購入された方に色々なグッズをお渡ししています。
この機会にぜひエメラルドマウンテンを味わっていただきたいと思います。
コロンビアコーヒーはアンデス山脈に降った雨が長い時間をかけて地下から地上に湧きでた清廉な水に育まれたコーヒー豆をそのきれいな水で水洗処理をし、国立のコーヒー生産者連合会で厳しい審査を行い、コロンビアコーヒーの全生産量のたったの3%のみがエメラルドマウンテンの名前を使うことが出来ます。
そんな厳選された素晴らしい豆ですからお値段も当然それなりの価格になります。
そんなこともあり、皆さんにより身近にエメラルドマウンテンの美味しさを知っていただきとコーヒーメールでは「エメラルドマウンテンブレンド」を新たに作成しました。
エメラルドマウンテンの美味しさはそのままに、よりお求めやすい価格に設定しました。エメラルドマウンテンの良さを最大限に活かせるよう、ブレンドの基本になるブラジルのコーヒー豆でよりまろやかな味わいとなるよう調整したエメラルドマウンテンの風味とコクを持ったブレンドです。
是非この機会にエメラルドマウンテンとエメラルドマウンテンブレンドも合わせてお買い求めください。
両方の味比べも楽しめます。
2018年10月上旬号 No.381
“ コーヒーは心を込めて・・・・・ ”10月1日はコーヒーの日です。各地で色々なイベントが行われます。3泊4日の台湾旅行がプレゼントされたり、コーヒーメーカー、グラインダー、サイフォンセット、ドリップセットを始めグルメ・スイーツのカタログそしてダブル賞としてコーヒー豆などたくさんの商品が一杯です。
男性から女性にコーヒーをプレゼントする日でもあります。
いつもお世話をかけている女性に是非コーヒーをプレゼントしてあげましょう!
そんな時はまさかコンビニコーヒーではないでしょうね。
テイクアウト用のトレイに何人か分のコーヒーを載せてもらってでのプレゼントではちょっと気持ちが伝わらないのではありませんか。
やはりそれなりの雰囲気のある喫茶店でごちそうして頂きたいもの。
最近では昔風の喫茶店が少なくなっていますね。
そんな中で9月20日より公開された映画「コーヒーが冷めないうちに」が話題になっているようですが、舞台の「フニクリフニクラ」は昔風の喫茶店ですね。
ストーリー的には“泣ける”という評判ですがその通り。
でもちょっと残念だったのは時田数さんが淹れる過去に戻れるコーヒーです。勿論インスタントではなくサイフォン、ネルドリップでもなくペーパードリップなのですが、セレモニー感がなくコーヒーも焙煎してからたぶん時間が経ったコーヒーです。
というのも全く膨らまない!コーヒーを注ぐ時も「の」の字が分からずコーヒーの香りや美味しさが伝わりません。美味しくない感満載!
飲んだ人達からは「苦い、思ったよりぬるい」といった言葉が出るので、これでいいのかもしれませんが。
ガラスのカップに1/3位が注がれるということですぐに冷めることが想像されますし、過去に行った時間が経過してコーヒーが冷めそうになり、一息で飲んでしまうという設定なのでこの方が理にかなっているということなのかもしれません。
そんなこともあってかコーヒーを入れるシーンの手元をアップして映す場面は1回のみでした。
個人的にはコーヒー大好きの方々にとってはドリップするときにもう少しそれらしい動作があっても良かったのではと感じることがあったのではないかと思うのですが。
また、過去に戻る時に水中に落ちていくという形をとるというのや、壁にかかっている額にそれぞれの思い出の写真が飾ってあるというのもなるほどと思いますが、故郷の旅館を妹に任せて、スナックを 一人で経営している平井八絵子さんが過去に行くシーンでゴーグルを用意してきたというのもなんかなーと思いました。
どうして水中に落ちて行って過去に戻るって分かったの?と思いませんか。
まあ、あれこれ言いたいことはありますが、映画を見てからコーヒーを飲むとちょっとだけ気分が変わるかもしれませんね。
過去に戻れなくても、気持ちを込めてゆっくりと香り高いコーヒーを誰かのために淹れるという動作は素敵なことだと思います。
コーヒーの美味しい秋になりました。
あなたも昔のあの時に記憶を戻して美味しいコーヒーを味わってみませんか?