長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2015年 9月
2015年09月下旬号 No.308
“ コーヒーはやっぱり百薬の長? ”この夏は暑い日が続いていますが、お盆休みは如何ですか?
気温が高いと遠くの海からも歓迎しない「サメ」も太平洋側の沿岸に来ているようで、遊泳禁止になった海水浴場もあり、この夏休みでかきいれどきに困った事ですね。
蚊の発生も多いようですが、昨年話題になったデング熱はどうなっているのでしょうか。
ちょっと外に出ても蚊がわぁーと寄って来て大変です。
蚊除けのスプレーをしたり、蚊取り線香をたいたり、窓のそばに蚊除けを吊り下げたりと色々と防御に大変ですよね。
電気製品の蚊取りマットもありますし、昔のように「蚊帳」は余り使われなくなったようですが、蚊の発生は昔と比べどうなのでしょうか?
小さな赤ちゃんがいるご家庭では蚊取り線香を使うのを控えているところもあるようですが、そんなところにも使えるのがこれ!
今まで、コーヒー滓の利用法といえば乾燥させた後、袋に入れて防臭材として使ったり、植木鉢に蒔いてナメクジ除けにしたり、湿った状態で灰皿に入れて防火の役目をしてもらったりというところでしたが、なんと蚊取り線香の原料にもなるとのこと。
米環境保護庁(EPA)によると、蚊をはじめコーヒーかすの香りを嫌う昆虫は多いらしいのです。
ナメクジもそうでしたしね。
作り方は簡単!!
コーヒーを抽出した残りかすをしっかり乾燥させます。
少しくぼみのある器に山型になるように入れます。
その頂点に火を付けます。
すぐにパぁーと全体が燃えるのではなく、じわじわと上から順に少しずつ燃えていきます。
その煙を蚊は嫌って、側には寄りつかないそうです。
線香といっても線のように細長く作るのではなく、お皿の上に置くだけなので、正確な意味で線香とは言えないかもしれませんが、室内よりも、アウトドアーでのバーべキューの時に重宝するかも知れません。
こんなことから、コーヒー滓を家の周りに撒けばムカデ除けになるかも!
「コーヒー滓すごい!!」コーヒーを楽しんだ後もしっかり役に立つとは。
毎日暑いのでアイスコーヒーを飲んでいる方も多いことと思います。
アイスコーヒーのコーヒー滓でも勿論出来ます。
コーヒーを飲んで、環境に優しい蚊とり線香を使いましょう!!
コーヒー滓は肥料にするという企業もありますが、個人レベルではこんな使い方もあります。
美味しいコーヒーを飲んでコーヒー滓も無駄なく使いましょう。
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2015年09月上旬号 No.307
“ コーヒーが飲みたくなる映画公開! ”猛暑の続いたこの夏もやっと一段落したと思ったら、急に10月頃の気温になったり、秋雨は続いたりと季節はもうすっかり秋になっていますね。
芸術の秋といえば音楽や絵画、文学などですが、世界のコーヒーカルチャーを主題にした「A Film About Coffee]という映画が12月に新宿シネマカリテで公開されます。
アメリカで人気の日本でも話題になった「ブルーボトルコーヒー」の創業者ジャームズ・フリーマン達の仕事ぶりと哲学を映画にしたもので、日本では表参道「大坊珈琲店」(2013年12月閉店)の大坊勝次氏、下北沢の「Bear Pond Espresso」田中勝幸氏、表参道「OMOTESANDO KOFFEE」 國友栄一氏ら東京のコーヒーショップのオーナーたちも登場し、さらに、今話題の「スペシャルティコーヒー」にも焦点を当てて作成されています。
監督はサンフランシスコのCMクリエーター ブランドン・ローバー氏3年を費やしてコーヒーの産地であるホンジュラス、ルワンダを取材しコーヒーカルチャーの先進地ポートランド、サンフランシスコ、東京を紹介している。
きっかけはローバー監督が友人に誘われてホンジュラスのコーヒー農園に行ったことという。
コーヒーカルチャーに興味を持っていた監督は想像する以上に農園での体験が興味深かったようで、自主製作で66分の作品にした。
作品は口コミで評判が広がり、世界30カ国108都市で上映され、本国アメリカで劇場公開が決定した。
日本では昨年9月に自主団体が横浜で上映会を開き、その後沖縄、神戸、東京で上映会が行われ、今年メジロフィルムズが日本での上映権利を取得し、日本全国での上映が可能となった。
コーヒーが好きな人は日本全国にいるという考えから、地方映画館での上映にかかる配給宣伝費に充てる支援金をクラウドファンティング・ プラットフォームで募っている。
目標金額は150万円で支援者には各種特典を用意、更に達成率130%の250万円以上の支援が集まれば、移動組み立て式のコーヒースタンドを作って全国に「スペシャルティコーヒー」を届けたいとしている。
はたして、この映画を見てコーヒーが飲みたくなりますかどうか?
こういったコーヒーに関する興味を持つ人が増えたことがきっかけかもしれませんが、本場ポートランドでは、有名コーヒーショップを何軒か回るスペシャルティコーヒーショップ巡りのツアーが出来たそうです。
勿論希望により、日本語での解説も付けることが出来るそうです。コーヒーに興味を持つ人が一人でも増えるということは嬉しいことです。
勿論こちらでも美味しいスペシャルティコーヒーをお求め頂けます!