長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2012年2月
2012年 2月下旬号 No.222
“コーヒー プラス アルファー その2”
今年の冬は本当に寒い!雪もとても多くて大変ですね。そして、インフルエンザもまだまだ大流行中!!体を冷やさないよう気をつけて下さい。
さて、今日は前回の続きで「コーヒープラスアルファーの2回目」砂糖やガムシロップを除いて、アルコール以外で多く入れるのが,何といってもミルク、生クリーム、エバミルク系の乳製品ですね。
そして次がチョコレート(モカ・ジャバが有名)、ココアでしょうか。
シナモンもコーヒーとよく合います。 コーヒー+シナモンよりコーヒー+ミルク+シナモンの方がずっと美味しいです。 デザート感覚に近くなるからでしょうか。 これにオレンジピールを加えればもっと深みが増します。
厚切りのレモンを浮かべて!この場合は砂糖、ミルクなしのストレートで。これぞ正統派「モーニング・コーヒー」といいます。
少し甘いものが好きなら、ココナッツは如何でしょう。 これもトロピカルな感じがして好きになる味です。生クリームの上にココナッツを乗せてどうぞ!!
グレープフルーツ、パイナップル、などもOKです。ジャムを入れるのもあります。オレンジマーマレードやリンゴジャムブルーベリージャムなどです。
こういったジャム系統を入れる時はアイスクリームや生クリームを入れるとジャムとコーヒーの間を取り持ってくれてよりまろやかな味わいになります。 そして、それぞれのフルーツのリキュールがあればそれを2〜3滴加えるとより一層豪華になります。
他には粗挽き胡椒とアイスクリームとの組み合わせもパンチがきいて美味しいです。
変わったところでは、バナナとチョコレートシロップという組み合わせです。バナナシェークに良く似ていますが、アイスコーヒー+バナナ+チョコレートシロップ+ミルクをミキサーに入れて混ぜ合わせ、氷の入ったグラスに注ぎます。(冷たい飲み物なので夏用ですが。)
コーヒーと蜂蜜やキャラメルシロップも相性がいいですよ。キャラメルを使う時はシロップ状の物を。固いものだと溶けませんから
他にカラメルソースも合います。ミルクや生クリームと一緒に入れると何とも言えない甘さがたまりません。
ちょっと変わったところでは、アニスやミント等もあります。コーヒーも色々なバリエーションが楽しめます。
バレンタインデーに頂いたチョコレートと香り高いコーヒーでほっとするひと時をお過ごしください。
2012年2月上旬号 No.221
“コーヒー プラス アルファー”
今年に入ってから寒い日が続き、北の方では例年にない積雪で雪下ろしが大変なようです。インフルエンザも大流行しているようですから、外出から帰ったら手洗い、うがいをしっかりして、充分健康に気をつけて下さい。早く春が来て欲しいのですね。
さて、こんな寒い日が続くと体を温める飲み物がうれしいですね。ホットコーヒーだけでも充分に体が温まるのですが、もっと体を温めるためのコーヒーアレンジ“コーヒー プラス アルファー”をご紹介しましょう。
先日インスタントコーヒーのメーカーからコーヒーと紅茶をミックスした飲み物が発売されましたね。
コーヒーと紅茶のミックスは今から40年ほど前に日本人初のクラシフィカドール(ブラジルのコーヒー鑑定士)となった小室博昭氏が日本のテレビ局の招きで来日し、ゲストとして出演したテレビ番組のなかで、コーヒーの変わった飲み方として、紹介していました。
また、コーヒーとココアの組み合わせも美味です。基本は同じくらいの量を合わせること。(カフェオレのミルクと一緒ですね。)とはいっても嗜好品ですから、お好みで割合は変えて結構。ご自分にぴったりの割合を探すのも楽しいかも。
コーヒーは軽めの物より、少し濃いめの存在感のある方が紅茶やココアに消されずに両方が引き立て合います。
さて、コーヒープラスアルファですが、昔からアルコール類やスパイス、ハーブ、フルーツなどがプラスされてきました。
今回はコーヒープラスアルコールをご紹介します。お馴染みはなんといっても角砂糖にブランデーを浸みこませて火をつけアルコールを飛ばしたものをコーヒーに入れて飲む「カフェ・ロワイヤル」でしょうか。
その他にも、オレンジリキュール系のコアントロー(お菓子作りに欠かせませんね。)を入れた「ポンパドール」、温めた赤ワインを加えた「マザグラン」などコーヒーとアルコールとの組み合わせは沢山あります。
風邪をひいたときに昔の人が良く飲んだという卵酒ですが、フランスにも同じようなものがあり、風邪をひいた時に飲まれるそうです。「カフェ・ウフ」という飲み物でウフは卵のこと。耐熱のグラスに卵黄1個分とはちみつティースプーン1杯、ラム酒ティースプーン2杯を良くかき混ぜておき、熱々の濃いめのコーヒーを70〜80cc注ぎ、ホイップクリームを乗せます。
マグカップで作ってもいいのですが、グラスにするとかき混ぜる前に色のコントラストが楽しめます。風邪かなと思ったら「カフェ・ウフ」を飲んで早めにお布団に入りましょう。
アルコールとの組み合わせにぴったりなコーヒーあります。