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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2010年9月

2010年9月下旬号  No.188

    アフリカ/ザンビア産 ビクトリア・フォールズの紹介

秋になってもなかなか涼しくなりませんね。 先日のテレビではまだ遊園地のプールが大賑わいだとか。
でも朝晩は少ししのぎやすくなってきましたし、コスモスなどの秋の花の便りも聞かれます。
ホットコーヒーがそろそろ出番かもしれませんね。 この秋にお勧めしたいのが“ ビクトリア・フォールズ”コーヒー 名前が涼しそうで今の時期にぴったりですね。

世界3大瀑布ナイアガラ・イグアス・ビクトリアの中の一つビクトリアの滝はザンビアとジンバブエの国境にあります。
ザンビアの場所はキリマンジャロコーヒーで有名なタンザニアの南西に位置し、日本の約2倍の面積があります。 その国に73以上の部族が生活していますが、1平方キロに12.5人という人口密度の極めて低い国です。

コーヒーの栽培は20世紀半ばにタンザニア・ケニアから持ち込まれ始まりました。 ザンビアのコーヒー生産は国全体で23,000袋しかなくそのうち日本へは893袋が輸入されました。
このコーヒーを産出するカテシ農園はザンビアにある大きな11の農園の一つで、農園主のウィリアム氏が生産、精選、選別を一貫して管理しており、高品質なコーヒー生産に力を入れています。

農園は大変規則正しく綺麗に整備されており、機械収穫も可能かと思えるほどですが、人間の手により完熟した豆のみを収穫するというこだわりで高品質のコーヒーを生産しています。 また収穫したコーヒー豆の乾燥にも独特の雛段状の乾燥棚を使い、上からの天日と雛段下に開けられた穴からのファンによる送風とですばやく乾燥を行いコーヒーの品質管理を徹底しています。

コーヒーの味は柑橘系の香りが広がり、明るい酸味と甘みのある後味のすっきりした香り高い物となっています。 また品質のよさを物語るように生豆の外見も大変整っており焙煎後の豆の状態も非常に美しく仕上がります。

農園主のコーヒーへの情熱が素晴らしいコーヒーを生む結果となり現地語で「モシ・オア・ツンヤ(雷鳴の響く水煙)」という名のビクトリアの滝の名前を冠することになったプレミアムコーヒー。

夏の暑さで疲れた体を癒すのにぴったりだと思いませんか?

2010年9月上旬号  No.187

秋はスペシャルティーコーヒーの季節

今年の夏は残暑も厳しそうです。いつになったら秋が来るのでしょう。
これだけ暑いとまだまだホットコーヒーよりアイスがいいですね。 とはいえ、もうホットコーヒーのイベントが始まります。

SCAJ2010です。

日本スペシャルティーコーヒー協会のコーヒーイベントが開催されます。

   
期間  2010年 9月22日(水)・23日(木)・24日(金)
会場  東京ビックサイト 西ホール
時間  10:00〜17:00 (最終日16:00まで)
22日(水) ジャパン バリスタ チャンピオンシップ2010準決勝
23日(木) ジャパン バリスタ チャンピオンシップ2010決勝
優勝者は来年のWBC2011の日本代表になります。
ジャパン サイフォニスト チャンピオンシップ2010決勝
24日(金) ワールド サイフォニスト チャンピオンシップ2010決勝
ジャパン カップテイスターズ チャンピオンシップ2010決勝

皆さんとても素晴らしい腕前なので、日ごろの彼らの努力の結果を観て下さいね。

世界各国のコーヒー生産国の豆の展示や情報コーナー,コーヒー関連機器などコーヒー関係者だけでなくコーヒー大好きの人にとっては見逃せないイベントです。
この会場では各種のコーヒーの腕前を競う競技会の最終的な決勝が行われ、日本一や世界一のコーヒーの職人が選出されます。

今年ロンドンで行われたワールドラテアートチャンピオンシップでは日本の村山春奈さんが日本人の感性を活かした柳とピンクの桜の花弁をカップに描いて晴れて世界チャンピオンになり一躍有名人となりました。 今年も各地方での予選を勝ち抜いてきた腕に自慢のバリスタ達がそれぞれの得意分野でその技を競います。
会場ではどなたでもその技を観ることが出来ますので興味のある方は是非お出かけください。