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コーヒーの達人への道  バックナンバー 2011年12月

2011年12月下旬号  No.218

   “コーヒーは嗜好飲料のどのあたり?その2 女性は?”

今年ものこりすくなくなってきました。
年内に済ませるべき事に忙しい日々をお過ごしのことと思います。 そんな忙しい中にも、身も心も温めてくれる香り高い一杯のコーヒータイムは能率アップに役立つ素晴らしい時間です。 美味しいコーヒーでこの忙しい年末をスマートに乗り切りましょう。

外の仕事でもウォームビズで設定温度が低めの室内での仕事でも,温かなコーヒーを両手で包みこめば豊かな香りと共に体中に暖かさが沁み込みます。
さて、飲料としてのコーヒーの嗜好率動向について前回は男性についてお話しましたが、今回は女性についてです。

18〜24歳までの中・高校生から女性のコーヒー飲用は非常に少なく、特に中・高校生は30%台と特別な機会でもない限りコーヒーを好んで飲むという事が無いようです。
この年代が最も多く支持するのがジュース類で92.3%もの女性が好きと答えています。若い女性に好まれているのは他にスポーツ飲料、日本茶やウーロン茶のペットボトルで牛乳(57.9%)や機能性飲料(40.2%)は低い数値を示しています。

25〜39歳の女性を見ると18〜24歳の女性の嗜好傾向と良く似ていますが、機能性飲料とミネラルウォーターが全女性の中で最も多く飲まれています。缶コーヒーではそれほど大きな変化は見られませんが、25歳以上の女性は80%以上がコーヒーは好きと答えており、一人前の社会人として世間から認められるようになるのと同じ時期に女性もコーヒーが好きになっているようです。
紅茶の嗜好の数値がコーヒーを上回るのは中・高校生から39歳迄の年代層でそれ以降の年代はコーヒーの数値の方が上回っています。

40〜59歳の女性になるとミネラルウォーターの数値は変わらないものの機能性飲料は少なくなり、コーヒーが92.1%と全女性の中で最も大きな数値を示しています。この年代の女性は日本茶やウーロン茶のリーフ・バッグ(90.6%)も高い数値を示しており外での飲み物ではコーヒー、家庭内での飲み物は緑茶やウーロン茶ということでしょうか。
この年代は紅茶党かと思われているようですが、紅茶のリーフ・バッグ(80.5%)ペットボトル(70.8%)とコーヒー日本茶。ウーロン茶などの数値より低く、世間で思われている程この年代の女性は紅茶党はないようです。

60歳以上の女性になると機能性飲料の割合が19.4%と非常に低くなります。全体的に飲料の数値の傾向が低くなりますが、やはり日本茶・ウーロン茶の数値(83.8%)は高く、コーヒーはそれに次いで80.1%の数値で年齢の高い女性にも好まれています。ジュースについては60歳以上の女性になると69.5%と数値がかなり下がります。

女性の社会進出が進んでいますが、女性がコーヒーを好きな飲み物と答えるようになる比率が高くなるとより社会での活躍が多くなるのではないでしょうか。
若い女性にもっともっとコーヒーを飲んで頂きたいですね。

2011年12月上旬号  No.217

“コーヒーは嗜好飲料のどのあたり?”

急に寒さがきつくなってきました。 遅れ気味だった紅葉の色づきも加速したようですね。 そして今年もあと1月を残すのみ。 年末は何かとあわただしく、忙しいうちに新年を迎えるという方も多いのではないでしょうか。 でも、忙しい時にはちょっと一息入れて、りフレシュタイムを取り次の仕事により良い状態で臨みませんか。 香り高く温かい1杯のコーヒーは能率アップに役立つこと間違いなし。
このようなコーヒーや紅茶など嗜好飲料は年代別にどのような飲まれ方をしているのでしょう。
2010年の発表の結果報告ですが、おもしろいというか、やっぱりというかなるほどという数字の結果が出ていますので、その一部を紹介します。

1位 紅茶以外の茶(緑茶、ウーロン茶など)の缶、ペットボトル 87.7%
2位 紅茶以外の茶のリーフ(茶葉)とティーバッグ 84.3%
3位 コーヒー 81.1%
4位 ジュース、果汁飲料 78.1%
5位 スポーツドリンク 76.0%
6位 ミネラルウォーター72.2%
7位 牛乳 71.9%
8位 紅茶のリーフ(茶葉)やティーパック 68.1%
9位 缶コーヒー 59.9%

この紅茶に関しては男性と女性にかなりの差があり、面白いと結果が出ています。 牛乳に関しては年齢層に関係なく、平均して飲まれています。
コーラに関しては62.4%でその他の炭酸飲料の68.3%と同じくらいの数値となっています。
機能性飲料は男性、女性共に18〜24歳と25〜39歳の年齢層の方々が50%前後と目立って多く、それ以外は40%前後で60歳以上になると男性22.9%、女性19.4%と以外に少なく、健康に気を使っていそうな高齢の方々は実際には余り飲んでいないことが解ります。
男性の飲料嗜好を見ていくと、コーヒー、缶コーヒー、コーラ、スポーツドリンク等を一番多く飲んでいるのは40〜59歳の年齢層で39歳以下になると缶コーヒーは83.1%と高い数値を示していますが、スポーツ飲料やコーラの割合が90%程度となりそれよりも若い男性はその他の茶/缶・ペットボトルが94.1%と圧倒的な数値です。
このことから40〜59歳の男性は仕事などでコーヒーを飲む割合が非常に高く、自販機などでも缶コーヒーを良く飲んでいる。また39歳以下の男性はコーヒーも飲むけれど缶コーヒーが多く一番多く飲むのはスポーツドリンクだという事が分かります。
また、その年齢以下の男性はやはりスポーツドリンクと他の茶/缶・ペットボトルが多く、自販機をよく利用しているという事が見てとれます。
紅茶に関しては紅茶のリーフ・パック、紅茶の缶・ペットボトル共に女性ほど数値は高くなく65〜68%となっており、特に60歳以上の男性は40%台と非常に少ない数値になっています。 この紅茶に関しては男性と女性との間でかなり差があるので次回に詳しくお話しします。

寒さにも忙しさにも負けず、あったかーいコーヒーで年末を乗り切りましょう。