長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。
コーヒーの達人への道 バックナンバー 2017年9月
2017年9月下旬号 No.356
“ SCAJ ワールド スペシャルティーコーヒー カンファレンス ”9月に入って少しだけ晴れの日が続いていますが、上空の空気は水素爆弾とか、ミサイルとか澄み切ったいい状態とは言えないようです。
アメリカだけでなく、日本もこの週末は大型の台風が接近しそうです。
常に冷静に行動したいものですね。
気分を落ち着かせるには美味しいホットコーヒーをゆっくりと味わいながら飲むといいですね。
さて、今月20日(水)〜22日(金)10:00〜17:00
東京ビッグサイト 西4ホール にて
日本スペシャルティーコーヒー協会 主催の
「SCAJ ワールド スペシャルティーコーヒー カンファレンス」
が開催されます。(入場料 1,500円)
2017年は「The Age of Innovation=革新の時」をテーマに126社(246ブース)の過去最大の出展です。
勿論栽培から加工、カップに提供されるまで工程の全てで徹底した品質管理が行われている高級コーヒー=スペシャルティーコーヒーを見て、味わっての体験ができるだけでなく、会場のイベントステージでは「ジャパン バリスタ チャンピオンシップ 2017」や「ジャパンブリューワーズ カップ」など4つの競技会が開催されます。
日本のバリスタは世界大会でも優勝など常に上位を占める技術の高さで知られています。
この協議会の模様はライブでの映像配信も予定されているということなので是非公式サイトをチェックして日本中の最高技術のバリスタ達の素晴らしい技を見ていただければと思います。
コーヒーを飲むときに砂糖、ミルクを入れて飲みますか?
喫茶店や飛行機内のサービスなどの時に常に紙袋に入った砂糖とポーションタイプのミルクが手渡されます。(セルフの時もありますが)このポーションタイプのミルクの容器、毎日世界中でどれだけの数が使われ、廃棄されているのでしょうか。
昔は大きな砂糖ポットにスプーンが入っていて、好みの量をそこからコーヒーに入れましたし、ミルクも大きめのミルクピッチャーに入ったものから注いでいました。小さなピッチャーに1杯分だけつけてくれる店もありましたが。
今はどこでもミルクやシロップはポーションタイプになりましたね。
ドイツのマルティン・ルター大学の科学者たちが砂糖を固めたカプセルにミルクを閉じ込めてオールインワンタイプのコーヒー用のカプセルを考案したそうです。
このカプセルを熱いコーヒーにポンと入れると砂糖が溶けだし、ミルクも混ざって一度に砂糖とミルクを入れることが出来るといったものだそうです。
見た感じでは昔「ウィスキーボンボン」というお菓子がありましたが、それの少し大きいタイプという雰囲気。
砂糖の塊の中に液体が入っているという点では同じ原理のような気がします。
この一体化した「砂糖・ミルク」は常温で保管が出来るそうです。
保存可能期間は3週間とのこと。
便利そうですが砂糖だけとかミルクだけとかいう方には対応できないですね。
ただ毎日排出されるごみの問題を解決するための一つの方法としては評価できるのかもしれません。
本当においしいコーヒーは砂糖もミルクも不要です!
美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!!
2017年9月上旬号 No.355
“ コーヒーと甘みの感じ方 ”晴れた日が少ないままに夏が終わろうとしています。
今後の農作物への影響が心配です。
雨が多い分湿度が高く蒸し暑いので過ごしにくいですね。
こんな時にはアイスコーヒーではなく、ホットコーヒーがいいですよ!
昔から暑いときには熱い飲み物を飲むとシャキッとすると言いますね。
是非ホットコーヒーを飲んで暑さ払いをしてください。
さて、先日コーヒーを飲むと甘みを感じるのが弱くなるという話が ありました。米国・コーネル大学の研究者によって行われたそうで インスタントコーヒーでカフェインレスのものにカフェインを加えた コーヒーと、カフェインではない苦みを感じる物質を同等に苦みを 感じるように加えた飲み物を2つのグループに分けて飲んでもらう 実験をしたそうです。
この結果コーヒーを飲んでから甘みを加えた飲料を飲んでもらうと カフェインを加えたものを飲んだ被験者は全体的に甘みを弱く感じた とのことです。この実験は別の日に各グループのコーヒーを入れ替えて 行ってもやはり同じ結果となったとのこと。
アイスコーヒーのような冷たい飲み物は甘みを弱く感じるので シロップを多く入れないといつもの甘さにならないということは 良く知られていますが、コーヒーそのものが甘みを弱く感じさせる とは。
また、この実験では両方のコーヒーを飲んでもらった被験者に コーヒーを飲むことで覚醒作用があったか聞いたところ両方の 被験者があったと答えたとのこと。
ただし、カフェインが入っていないカフェインレスコーヒーを飲んだ 被験者の反応速度が特に良くなったということはなかったそうで、 コーヒーを飲むという行為によるプラセボ効果または条件反射 ではないかとのこと。
だからでしょうか。イタリアやブラジルなどエスプレッソカップで コーヒーを飲む人たちはびっくりするほどコーヒーに砂糖を入れて いますね。
もともと甘いもの好きということがあるのかも知れませんが。
日本ではアメリカンとまではいきませんがエスプレッソほど濃くない コーヒーが主流ですから、ブラックで飲む人は多いですね。
コーヒーには甘いお菓子がよく合いますが、ちょっと甘さの濃い ものがちょうどいいのかもしれません。
最近は和菓子もコーヒーに合うということで、どら焼きやようかん なども人気です。
お抹茶は先に甘いお菓子をいただいてから、お抹茶をいただきますね。
後で甘いものをいただくと甘みが弱く感じるためでしょうか。
こんなことを昔の人はわかっていたのでしょうか?
秋にはホットコーヒーと甘いお菓子で夏の疲れを癒しましょう!!
美味しいコーヒーはこちらからどうぞ!!