長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道　　バックナンバー 2022年12月

2022年12月下旬号　No.482

“ 年末には抽出器具も大掃除！ ”

今年も残り2週間と少しになりました。早いものです。
ロシアによるウクライナ侵攻、新型コロナウィルスの収束など様々な課題が解決しないまま、新しい年が来ようとしています。
大掃除を行い、新年に向けた準備をはじめているのではないでしょうか？

テレワークなどにより、ご自宅でおいしいコーヒーを飲もうと抽出器具を購入された方も多いと思います。
おいしいコーヒーには抽出器具のお手入れも大切です。年末の大掃除の時には、抽出器具のお手入れをお忘れなく。

コーヒーメーカーや電気ポットのお手入れは取り扱い説明書通りです。ちょっと目を離すとほこりをかぶってしまいますので、綺麗な布巾で水拭きしてください。
キッチンの隅に追いやられることのないよう、目をかけてあげてください。

ハンドドリップ用のドリッパーやコーヒープレスなどは、綺麗に洗って収納しておくことが大切です。
せっけんや中性洗剤は香りが残ってしまうため、できるだけ使わず、お湯で優しく洗うと良いでしょう。
汚れが気になる場合は、重曹を使うと綺麗になります。ポットやカップのあく汚れにも重曹が有効です。

本格的なサイフォンやネルドリップを使用されていた方は保管に注意が必要です。 こちらもせっけんや中性洗剤はNG。ネルは乾かさずに蓋のできる保存容器に入れて冷蔵庫で保管します。

また、コーヒーミルを使っている方はミルの掃除も大切です。
側面に付着して残った微粉は酸化してコーヒー風味を損ないます。ミルの分解し、刃を取り出します。
刃は危ないので、手を傷つけないように注意し、小さなブラシなどを使い綺麗に掃除することが大切です。

忘れがちなのは、やかんやポットの洗浄です。周りに汚れがついている場合は洗剤を使って綺麗に洗いましょう。
このようにして愛用の抽出器具も新春を迎える準備をしてあげましょう！

お正月は、いつもと違った美味しいコーヒーを飲んでこそ「ハレ」の日です。
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2022年12月上旬号　No.481

“ コーヒーは高血圧にも有効！ ”

今年も残り１ヶ月となりました。いよいよ本格的に寒さがやってくるようです。
寒くなると高血圧の方は要注意ですね。冬の間だけ、血圧の薬を服用するという方もいらっしゃるようです。

先日の日経ビジネスの記事によると、広島大学の山路貴之先生が「高血圧患者の心血管系に対するコーヒーの影響」について、調査結果を報告されています。
今までは喫煙、歯磨き、運動などの習慣が血管内膜の内皮細胞と中膜の血管平滑筋機能に関係することは知られていました。
今回はコーヒーの飲用習慣との関係について調査です。

今回の調査人数は462人。平均年齢は65歳で59.7%が男性。65.2％に脂質異常、29.0%に糖尿病、20.6％に心血管疾患歴があったそうです。
このような人に対して、コーヒーを飲む人391人と全く飲まない人71人の２群に分けて関係を調査しています。ちなみにコーヒーを飲む人の平均は2杯だったそうです。

結果、コーヒーを飲まない人と比べると、飲む人が内皮機能障害となる確率は45％低く、血管平滑筋機能障害となる確率は50％低くなることが明らかになりました。

冬は寒いので血管が収縮気味になります。特にお風呂場やトイレなど、温度差の大きくなる場所での事故も多くなります。
高血圧の方は急激な室温の変化に十分注意をしていただきたいと思います。

そして、コーヒーを１日２杯飲むことによって、このようなリスクから遠ざかることが出来たらいいですね！ゆっくりとコーヒーを味わうゆとりの時間が持てればなお健康にいいと思います。
年末は何かと忙しい時期。どうぞ常に余裕を持って行動し、コーヒーをゆっくり楽しむ時間を作って、忙しい１２月を元気に過ごしましょう！！
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