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長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2024年2月

2024年2月下旬号 No.510

“ コーヒー購入日本1は大津市、喫茶代金日本1は岐阜市 ”

総務省は全国の県庁所在地や政令指定都市を対象とした昨年1年間の家計調査の結果が発表しました。 「コーヒーの粉・豆などの購入額」は滋賀県大津市が10,321円にのぼり、3年連続で全国1位となりました。2位は京都市、3位は金沢市でした。

また、1世帯当たりの「喫茶代」は岐阜市が15,099円、4年連続で全国1位でした。東京23区では14,421円、名古屋市は14,120円でした。
岐阜市は昨年、市内の喫茶店でキャッシュレス決済を利用すると最大30%をポイントで還元するキャンペーンを行うなど喫茶文化の振興を図っており、 このキャンペーンで年間の売り上げが過去最高になった店もあったそうです。

さて、以前の購入統計2020年〜2022年の平均を見ると、コーヒー粉・豆の全国平均は7,236円。 1位の大津市は8,920円、2位は東京23区の8,798円、3位は京都市の8,593円でした。

喫茶代金の平均では全国平均6,421円。岐阜市は13,589円、名古屋市10,512円、東京23区9,711円となっており、岐阜市は全国平均の2倍以上の支出となっています。 物価の値上げで喫茶代金も昨年と比べて高くなっていると思いますが、やはり東海地方は喫茶にかける金額が他の地域に比べると多いですね。

東海地方は喫茶店に行く習慣が根付いていて、自宅で飲むより気軽で美味しい喫茶店を利用する方が多いのではと思います。 それに加えてモーニングサービスの文化があるので、コーヒー代金で十分な朝食を食べられるのも魅力ですね。

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2024年2月上旬号 No.509

“ コーヒーグラウンズの利用法 ”

今月は4日が立春。暦の上ではもう春ですね。 元日に起こった能登半島地震の被害は甚大で、復興にはまだ時間がかかりそうです。 避難を余儀なくされている方は、毎日を不安に過ごされている事とお見舞い申し上げます。
各地からの救援隊やボランティアの方々が現地に入り活動しているとのことですが、一日も早く元の生活に戻れる日が来ますようお祈り申し上げます。

コーヒーは、心を落ち着かせる働きとやる気を起こす働きの両方がある不思議な飲み物です。2月はまだまだ寒く、春に向けて環境が変化する気忙しい月です。
1杯のおいしいコーヒーで、是非リフレッシュして欲しいと思います。

さて、レギュラーコーヒーを抽出すると、抽出後にはどうしてもコーヒーカスが残ります。 この「コーヒーかす」をゴミではなく資源と考えようという動きから、一昨年より「コーヒーグラウンズ」と呼ばれるようになり、様々な活用法が紹介されています。 もう「かす」と呼ばせない!

コーヒーグラウンズの活用方法については、今までも紹介してきました。 最近では、ベランダでの家庭菜園でコーヒーグラウンズをベースにキノコを栽培する方もいるようです。 やはり、最も簡単なのは「消臭剤」としての利用法です。

抽出後のコーヒーをペーパーに入ったまま冷蔵庫に入れて乾燥させます。 そうすると冷蔵庫の消臭に役立つだけでなく、コーヒーグラウンズの乾燥も同時にできまる。ある程度乾燥したら、天日や電子レンジなどでしっかりと乾かし、容器にいれてトイレや靴箱に入れるだけです。

でもちょっと味気ないなと思われる方。こんな方法はいかが如何ですか?

抽出時に使うペーパーを利用します。ペーパーに大さじ2杯くらいの乾燥したコーヒーグラウンズを入れ、上部の両端を中心に向かって重なるように折り重ねます。 細い麻ひもなどを25cm〜30cm位に切って輪にしたものを上部の折り重なった上の部分を折り畳むようにし、折り目に麻ひもを懸けて、ホチッキスで留めます。

予めペーパーに好きなスタンプを押して柄にしてもいいですし、シールを貼ったり、絵を描いてももいいと思います。それを消臭したい場所に吊るします。 消臭の効果は2週間程度なのでこまめに替えるのにも便利ですし、その時々に柄を楽しめます。

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