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長期、好評連載中メールマガジン「コーヒーの達人への道」のバックナンバーです。

コーヒーの達人への道  バックナンバー 2024年7月

2024年7月下旬号 No.520

“ デスクワークの人はコーヒーを飲んで! ”

梅雨入りしたとたん、西日本や東北地方の日本海側などで、大変な豪雨となり、今まで経験したことのないような浸水の被害が出ているようです。 被害に遭われた方々にお見舞い申しあげます。梅雨末期の豪雨というには余りに激しく、年々被害も大きくなっています。地球の気候変動が全てに影響しているようです。

コーヒーの産地でも干ばつなどで生産量が減り、コーヒー豆の入手が困難になっています。 いつまでも美味しいコーヒーを飲めるように、一人一人が環境に留意し、温暖化を阻止するように努力しなければなりません。

雨が降るとじめじめして憂鬱な気分になる一方、晴れると35度を越えるような猛暑になり、外出する気がなくなります。 そうなると、家の中でクーラーをかけ、じっと仕事をしたり、テレビを見たり、読書など趣味に精を出される方も多いのではないでしょうか。

一日中座ったまま過ごす時間の長い人は、コーヒーを飲む習慣があると心血管疾患が少なく、死亡リスクを抑えるのに繋がるという研究結果が発表されました。 コーヒーを1日に1杯多く飲むだけで2型糖尿病のリスクが低下するといものです。

今までも、コーヒーが糖尿病になるリスクを低下させるという報告はありましたが、今回オランダのアムステルダム大学医療センターがそれを裏付ける研究結果を発表しました。 糖尿病ネットワークの記事によれば、コーヒーを飲む量を1日に1杯増やすと2型糖尿病の発症リスクが4〜6%低下するそうです。 コーヒーにはカフェインが含まれますが、欧州食品安全機構では1日に3〜5杯のコーヒー飲用であれば、ほとんどの成人にとって安全としています。

これとは別に同じようにコーヒーを飲む習慣があると、座ったまま過ごす時間の長い人は心血管疾患が少なく、死亡リスクを抑えるのに繋がると台湾の東呉大学が発表しています。 この研究結果は「米国国民健康栄養調査」に参加した約1万人のデータを最大13年間、追跡調査し解析した結果だそうです。

1日に8時間以上座っている人は4時間未満しか座っていない人に比べ、あらゆる原因で死亡するリスクは46%高く、心血管疾患で死亡するリスクは79%も高かったそうです。

しかし、コーヒーを1日に3〜4杯飲んでいる人は座ったままの時間が長くても、死亡リスクが上昇しないことが分かったそうです。 コーヒーを多く飲んでいる人は、飲まない人に比べてあらゆる原因で死亡するリスクは33%低く、心血管疾患で死亡するリスクは54%低かったそうです。

このような研究結果からも、新型コロナ流行以来すっかり定着したテレワークにより、自宅で座って仕事をしている方は是非コーヒーブレイクを定期的に取って、健康に留意して欲しいものです。

また、梅雨空で家の中で過ごすことの多くなった高齢者の方々も、美味しいコーヒーを飲んで、健康リスクに繋がる要因から体を守りましょう。 コーヒーメールのコーヒーなら十分美味しく1日に何杯もお替りしたくなる味と香りです。美味しいコーヒーを飲んで、座ったままから来る心血管疾患を予防しましょう!

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2024年7月上旬号 No.519

“ うつ病予防にコーヒーはブラックで! ”

7月に入り、今年も本格的な夏が始まります。ようやく、日本列島全体が梅雨入りしました。2024年の梅雨入りは例年に比べて遅れましたね。 例年だと6月に入ると、しとしと雨が降り続く日が多いですが、今年は少し様子が違いました。

毎日、曇りや雨が続き、太陽の光にあたらないと“うつ病”になりやすくなると言われています。夏目漱石がロンドンで日光不足になり、うつ病になったのは良く知られていますね。

さて、“うつ病”と砂糖との関係についての興味深い分析結果をお話しします。 あなたはコーヒーを飲む時に砂糖を入れますか?

国立精神・神経医療研究センター(東京小平市)のチームが「中高年期に甘味飲料や炭酸飲料など糖分を含む飲み物を多く飲む人はうつ病になるリスクが高く、ブラックコーヒーでは低い」とする 分析結果を栄養学専門誌に発表しました。(夕刊フジのネット版ZAKZAKに掲載)

甘味飲料、炭酸飲料、野菜・果物ジュースや砂糖入りコーヒーを多く飲む人は、それらを全く飲まない人と比べて、うつ病のリスクが2.3〜3.6%高くなり、 逆にブラックコーヒーを飲む人は1.7%低くなると言う結果になったそうです。

チームは国内の7県に住む人を対象に2011年から行われている次世代コホート研究で蓄積されたデータを活用し、16年までにうつ病になっていない40~74歳の10万人の調査結果と、 そのうち5年後にうつ病と評価された人のデータを踏まえてうつ病の発症リスクを調べたそうです。

これまで、野菜や果物自体はうつ病の予防効果があるとされてきましたが、ジュースで代用すると逆効果である可能性が浮かび上がったとのこと。 コーヒーは砂糖入りかブラックかでうつ病への影響が正反対になることが示されたそうです。

チームによると、糖分は脳神経の栄養となるたんぱく質を減らし、炎症作用もあるとされ、 他方、コーヒーに含まれるカフェインの抗酸化や抗炎症といったプラス作用が影響した可能性があるとの見方を示しました。

チームの成田瑞、同センター精神機能研究室長は「全体としては糖分を含む飲料の摂取を控えることがうつ病の予防にはよいと考えられる」と話しています。

コーラに入っている砂糖の多さはよく話題になりますが、野菜や果物のジュースは健康に良いと思って飲んでいる方も多いと思います。 100%生の果物や野菜で作ったジュースならさほど問題にならないのでしょうが、味を良くするために砂糖の入っている飲み物は要注意ですね。

コーヒーも昔のように砂糖をたっぷり入れて飲む方は少なくなり、スペシャリティーコーヒーを始めとしてブラックで飲んだ方が美味しいものが主流になっています。 美味しいコーヒーをブラックで飲んで、うつ病を予防しましょう!

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