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コーヒーの達人への道

2025年5月下旬号 No.540

“ コーヒーの値上がりが止まらない!? ”

ゴールデンウィークも終わり、気がつけば季節は初夏の入り口。
朝晩の寒暖差や前日との気温差が激しいこの時期は、体調を崩しやすく、「五月病」も出てきやすい季節です。 服装選びも難しく、薄着で出かけたら肌寒かったり、昨日は暖房、今日は冷房……なんてことも。皆さん、体調管理にはくれぐれもお気をつけください。

そんな中、気温によって飲みたくなるコーヒーも変わりますよね。暑い日はアイスコーヒーが沁みますし、少し肌寒い日にはやっぱりホットが恋しくなります。

値上げラッシュにコーヒー好きもため息?

最近、コンビニをはじめとしたコーヒーの値上げが続いています。これは一時的なものではなく、世界的な事情が複雑に絡み合った結果でもあります。

コーヒーの値上げには色々な要因がありますが、コーヒーに直接関係なさそうなウクライナとロシアの戦争もあります。 小麦の供給問題が話題になりましたが、実はロシアからの化学肥料もコーヒー生産にとっては非常に重要です。 ロシアへの経済制裁により肥料の供給不安が広がり、主要生産国ブラジルの生産コストが上昇。 さらに、それを見越した投資家がコーヒーを先物取引で買い始め、価格が一気に高騰する場面もありました。

また気候変動の影響も無視できません。ブラジルで霜害が発生し、生産量が減るのではとの観測が出たり、ロブスタ種の主要産地であるベトナムで干ばつによりコーヒーの木が枯れる被害も発生。 加えて、ドリアンの高騰により、中国向けにドリアンへの転作が進むなど、生産量にも大きな影響が出ています。

もうひとつ見逃せないのが、生産国の経済発展です。これまで良質なコーヒーは輸出用でしたが、国が豊かになると、自国でコーヒーを消費するようになります。

中でも大きな要因は中国におけるコーヒー消費の伸びです。今まで中国では、コーヒーはあまり一般的な飲み物ではありませんでした。 しかしここ10年で様子は一変。都市部の若者たちを中心に、スタイリッシュなカフェ文化が急拡大しています。 スターバックス風のコーヒーチェーンが続々と登場し、中国のコーヒー消費はこの10年で150%増加したと言われています。

中国国内で唯一のコーヒー生産地・雲南省では、いち早くコーヒーの栽培をはじめた農家が大成功をおさめ、プール付きの宮殿のような豪邸を建てたという話も。

今までコーヒーの「消費大国」は北欧と言われてきましたが、これからは生産国や、中国などの経済大国へ移り変わっていくのかもしれません。

このような世界的な動きに加え、輸送コストの上昇、円安の影響も大きく価格の上昇に拍車をかけています。「美味しいコーヒーを、手軽な価格で楽しみたい」 そんな思いはコーヒー好きにとって切実な願いですが、しばらくは難しい時期が続きそうです。

厳しい現実がある一方で、コーヒーは私たちの生活に欠かせない存在です。 価格が上がっても、美味しさや香りに癒されるひとときは、きっと何にも代えがたいもの。 季節の変わり目で体調も気分もゆらぎやすい今だからこそ、一杯のコーヒーで、心と体をほっとさせてみてはいかがでしょうか?

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2025年5月上旬号 No.539

“ 大阪万博で世界のコーヒーを楽しもう! ”

今年のゴールデンウィークは、前半と後半に分かれる形となりました。前半は飛び石連休のため、学校や仕事が通常通りの方も多いようです。 そのため、後半の3日~6日にお出かけされる方が多いのではないでしょうか。今のところ天気もまずまずで、行楽日和が期待できそうです。

さて、先月中旬から開幕した「大阪・関西万博」。開幕直後には待ち時間の長さなど、いくつかの課題が報道されましたが、現在では来場者数も増えてきているようです。 ただし、報道されている来場者数には、会場内で色々な設備、作業に従事する通行証を持った関係者も含まれているとのこと。実際の一般来場者数は少し異なるかもしれません。

それでも、既に会場を訪れた方の体験談がネット上に数多く紹介されています。 各国のパビリオンでは、その国のコーヒーが楽しめるスポットも多く、コーヒー好きにはとても興味深い内容になっているようです。

■大阪万博で飲める世界のコーヒーまとめ
https://treasuretrove4.com/osaka_expo_coffee/

記事によると現在14のパビリオンで、その国自慢のコーヒーを飲むことができます。 例えば、ブルンジ共和国では、現地のお兄さんが「おいしいコーヒーの歌」を歌ってくれるというユニークな演出もあります。 香りが良く、すっきりとした味わいのコーヒーにカヌレ付きのパフェのようなドリンクもおすすめのようです。

他にも、ウガンダ館でコーヒーのおいしさに目覚めた方や、シンガポール館のカフェラテを絶賛する声も。 シンガポール館(セービングゾーンS11)は、予約不要でほぼ並ばずに入場可能です。展示も素敵で、ビュッフェでは軽食も楽しめるため、とてもおすすめです。スタッフのお姉さんも優しい!

一番お手頃なのは、オーストラリア館のコーヒー。館外にあるためアクセスしやすく、価格は平均550円程度とリーズナブルです。 また、コロンビア館やブラジル館、インドネシア館、そしてエチオピア館といった、コーヒーの名産地の味を楽しめるパビリオンも充実しています。 特にエチオピア館では、本格的な「コーヒーセレモニー」が体験でき、その場で焙煎・抽出されるコーヒーの香りと味わいは格別だとか。

さらに、カルダモンやショウガが入ったスパイスコーヒーを楽しめるサウジアラビア館・オマーン館や、コーヒー消費が多い北欧諸国(ノルウェー、ドイツ、イギリス)、エスプレッソの本場イタリア館なども見逃せません。

このように、世界各国のコーヒーを一度に、しかも日本国内で楽しめる機会はなかなかありません。開幕前には様々な意見もありましたが、実際に足を運べば、多彩な体験にきっと驚かされるはずです。

ゴールデンウィーク、お出かけの予定がある方も、ご自宅でゆっくり過ごされる方も、どうぞおいしいコーヒーとともに素敵な時間をお過ごしください。

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